グレゴリー・クータンソー?フードフランス|ラ・ロッシェル(ポワトゥー=シャラント)
[ フランス料理 ]
洗練された"漁師料理"
【表参道】6月13日から23日まで、表参道のレストラン「ブノワ」で再開したフードフランスの今シーズンの第一弾(「レ・フロ」のグレゴリー・クータンソー)のランチにうかがってきました。
フランスの若手シェフを紹介する、アラン・デュカスによる"フードフランス"の東京会場が、昨夏再オープンした「ブノワ」に復帰。新たなスタートを切りました。
今回のグレゴリー・クータンソー氏は、ミシュラン2つ星を獲得したお父様のもとに育ち、一度は大学に進学して医学部を志したものの、レストランの道に戻ったという変り種。若干22歳でフランス西部ポワトゥー=シャラントのラ・ロッシェルにレストランをオープンし、その3年後にはレストランガイド“シャンペラール”から最優秀若手料理人に選ばれた実力派でもあるそうです。
大西洋・ビスケー湾の入り江にあるラ・ロッシェルについては知らなかったのですが、古くから塩やワイン、スパイスなどの貿易港として開かれた港町で、漁港としても重要な役割を果たしてきたほか、現在はリゾート地としても観光客を集めているとか。16世紀の宗教戦争に関連した「ラ・ロシェールの包囲」の舞台になったところでもあるそうですね。
グータンソーさんのお料理には、そんなラ・ロシェールの歴史的・文化的背景が映し出されているようでした。フランスの若いシェフには珍しく、郷土色が豊か(それが逆に、今ひとつ冒険に欠け、新しさがないともいえるのですが...)。これも故郷への愛情ゆえなのでしょうか。
特に、前菜のカレー風味の貝や、日本のどこかの港町にもありそうな、漁師料理をおしゃれに洗練させたところが印象的でした。
ブノワ
東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山10F
Tel. 03-6419-4181
http://www.benoit-tokyo.com/
■営業時間:ランチ11:30-14:30 (L.O.)、ディナー17:30-21:30 (L.O.)、カフェブノワ11:30-21:30 (L.O.)
■定休日:無休

e-food.jp代表、郷土料理研究家、コラムニスト。主な著書:『見て、読んで楽しむ 世界の料理365日』(自由国民社 2024)、図鑑NEOまどあけずかん『せかいのりょうり』監修(小学館 2021)、(誠文堂新光社 2020)、『しらべよう!世界の料理』全7巻(図書館選定図書・ポプラ社 2017)。
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