ナマステ・インディア2008 リポート
[ ■催しもの ]

16回目を迎えた日本最大のインド祭
【代々木公園】9月27日、28日に代々木公園イベント広場で開催された「ナマステ・インディア2008」に行ってきました。このイベントは今年で16回目を迎えたそうです。
出店数は100店ほど。インド料理、雑貨などのブースのほか、ステージではインド政府から派遣されたグループを含むインド舞踊や音楽などのアトラクションが行なわれていました。
また、気になるVIP用ルームなどという特別あつらえのコーナーや、オブジェなどの展示も。インドも豊かになったのですね。それに、フェスティバルを長年続けてきた賜物でしょうか。インドの多様性が日本人にもずいぶん知られるようになったと思います。
昨年からはインド大使館が主催に加わり、さらにグレードアップされた感じですね。
インド放浪歴のありそうなバックパッカー風の日本人もときどき見かけたが、生活に余裕のありそうなインド人の方々が年々、目立っているような気がする。世界的なBRICsの海外躍進のためもあるのだろうか。
そんな一方で、どこかでお会いしたようなおじさんも。あ、エアインディアのマスコットでした。

左写真は焼き鳥のようで日本人にもなじみのあるチキンティッカ。右写真は、インド人が多く暮らす街として有名になった西葛西のインド料理店「スパイス・マジック・カルカッタ」のベジタリアン・プーリセット。老舗を含めて東京の多くのインド料理店がブースを出していたが、インド人の心を一番掴んでいたのはおそらくこちらの店だろう。ひときわ行列が目立った。ブースを広く取っていただけでなく、北インド、ベジタリアン、南インドと窓口が分けられ、メニュー豊富に本場スタイルの料理を提供していた。
揚げたてのサモサと、"インドのかりんとう"と説明されていた甘い揚げ菓子ジャレビのブース。インドではお祭り屋台の定番スナックなのだろうか。あちこちのお店で売られていた。
インド製のレトルトカレーもいろいろなメーカーの品が輸入されるようになった。どこのメーカーがおいしいのかな?1個200円で安売り。
右写真は、インド産ワイン「シャトー・インダージ」のラインナップ。赤(カベルネなど)・白(シャルドネなど)・スパークリングが揃っている。1982年創業。まるでカリフォルニアワインのようなアプローチ(と思っていたら、実際インドのロバート・モンダヴィを目指して創業されたのだそう)。カレーにも合うワイン?試しにスパークリングを1本購入。
もちろん料理も多様化されました。定番のカレーやタンドリチキン、ナンだけでなく、南インドのドーサ、ベジタリアン用のプレートなども。これからも、もっともっとバラエティになって、地方料理がいろいろ登場することを期待しています!
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そういえば、10月25日には西葛西でヒンドゥーのお正月ディワリを祝う国際秋祭りが開催されるとのこと。大使館がらみの公式イベントとはまた違った、気取らない普段着のインドが見られそうで、こちらもなかなか楽しみです。
西葛西の国際秋祭りについて詳しくは
料理イベントカレンダーをご覧ください。

e-food.jp代表、郷土料理研究家、コラムニスト。主な著書:『見て、読んで楽しむ 世界の料理365日』(自由国民社 2024)、図鑑NEOまどあけずかん『せかいのりょうり』監修(小学館 2021)、(誠文堂新光社 2020)、『しらべよう!世界の料理』全7巻(図書館選定図書・ポプラ社 2017)。
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