ベトナム・フェスティバル2008リポート
[ ■催しもの ]
日越外交関係樹立35年の記念事業
【代々木公園】9月19日から21日に代々木公園で開催された「ベトナム・フェスティバル2008」に行ってきました。日本とベトナムの外交関係樹立35年の記念事業の一環とのことですが、2006年の開催に続き、これから恒例化しそうな各国フェスティバルです。
ベトナム社会主義共和国大使館(あ、今も社会主義だったのでしたね...)の共催による、ソツのない交流フェスティバルというのが第一印象。国が近いせいで、同会場で行なわれるタイ・フェスティバルとどうも比べてしまうのですが、タイよりコンテンツが少ないものの、ベトナムらしさは体験できたかなと思います。
それは料理や雑貨だけでなく、このフェスティバルのためにベトナムから来日した商業ブースの商売熱心さからも感じられました。何だかベトナム観光地のみやげもの屋にでも来たようです(笑)。
バインセオ(ベトナム風お好み焼き、かな)のチェーン店「バインセオ・サイゴン」のブースで思わず見とれてしまった、バインセオ職人?の手際よい調理。野菜たっぷりでヘルシーそう。出来上がりも何とも美しい。
ベトナム料理の定番・青パパイヤのサラダと、ベトナムのお正月の代表的料理というバンテッツ。バナナの葉で具を巻いて蒸した料理。
各店舗も目立つように工夫を凝らしていた。すぐ買える店もあったが、人気ブースは長蛇の列。
食べ物ブースだけでなく、食材店やアオザイのお店も。
9月の天気は恨めしいですね。土曜日はちょうど台風が来るか来ないかといった天気で、人出はやや少なかったのですが、逆に翌日は混雑したのに、あいにくの天気でした。でもそれにもめげず、これからもベトナムのいろいろな地方料理を紹介してくれるようなイベントとして続いてほしいな、なんて思っています。
e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、全日本司厨士協会会員 調理師。主な著書:図鑑NEOまどあけずかん「せかいのりょうり」監修(小学館 2021)、「世界の郷土料理事典」(誠文堂新光社 2020)。
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