アジアのワイン テイスティング・パーティー・リポート
[ ■e-food.jpのイベント , ■世界のワイン&お酒 , ■催しもの ]
アジアのワインが勢ぞろい
ワインの産地といえば、フランス、ドイツ、イタリアをはじめとするヨーロッパや、カリフォルニア、オーストラリアなどが世界的に有名でしたが、ワインの醸造技術が向上したことで、最近はアジア諸国でもワインの生産が盛ん。まだまだ発展途上なものが多いけれど、おもしろいワインも少なくありません。
そこで、3月31日(土)夜に、交流会をかねたアジア・ワインのテイスティング・パーティーを開催しました。以下にリポートをお届けします。
※当日エントリーしたワイン・リスト
・絲綢之路樓蘭紅葡萄酒?楼蘭ワイン(ウイグル)?漫画「神の雫」にも登場したシルクロードのワイン。
・シャングリラワイン(チベット)
・スパークリングワイン"Festival"(韓国)
・GranMonte AsokeVallry 2004 Premier Shiraz (タイ)
・Hatten AGA Red(インドネシア・バリ)
・Pun Oo Taung Damson Wine(ミャンマー)
その他、マレーシア、台湾など。
-------------------------------------------------------------------
韓国はぶどうの北限を越えているため、山ぶどう以外でワインは造れない、などといわれていたが、最近は醸造技術の発達と、おそらく地球の温暖化が影響して、国産ワインを造っている。韓国ワインの有名メーカーマジュアン(左写真)も、かつてはドイツなどから輸入したワインを瓶詰めしていたが、最近は韓国産ぶどうを使用しているという。
日本では買えない、珍しいチベットのワイン。軽い口当たりが意外だったとの声が多かった。チベットでワイン?といぶかしがる人もいそうだが、チベットは、ぶどうの一大産地であるウイグルの隣と聞けば、納得できる。
--------------------------------------------------------------------
ワイン(=ぶどう酒)は人類が造った世界最古のお酒のひとつ。特に中央アジアのウイグル周辺は、ワイン発祥地のひとつともいわれています。ウイグルでは今も、世界のぶどうのほとんどの品種が生育しているそうです。
当日は、およそ15種のアジア諸国のワインが登場。一口味見をしただけで笑ってしまうようなワイン、意外な味わいにびっくりしたワインなど、好奇心も大満足。参加者のみなさんが腕によりをかけて作ってくだ
さったおいしいアジアのお料理とともに、アジアついて楽しく語り合って過ごしました。
アジアのワインはこれだけではありません。今回、紹介しきれなかったワインもあるので、第2回をいずれ開催する予定です。どうぞお楽しみに。
e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、全日本司厨士協会会員 調理師。主な著書:図鑑NEOまどあけずかん「せかいのりょうり」監修(小学館 2021)、「世界の郷土料理事典」(誠文堂新光社 2020)。
※この記事・写真等はe-food.jpが著作権を所有しています。無許可での転用・転載はご遠慮ください。商用利用の記事、写真等は販売しております。→「利用規約」
Tweet |
この記事のURL: