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2007年03月26日

アジアのワイン テイスティング・パーティー・リポート

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アジアのワインが勢ぞろい

ワインの産地といえば、フランス、ドイツ、イタリアをはじめとするヨーロッパや、カリフォルニア、オーストラリアなどが世界的に有名でしたが、ワインの醸造技術が向上したことで、最近はアジア諸国でもワインの生産が盛ん。まだまだ発展途上なものが多いけれど、おもしろいワインも少なくありません。

そこで、3月31日(土)夜に、交流会をかねたアジア・ワインのテイスティング・パーティーを開催しました。以下にリポートをお届けします。

※当日エントリーしたワイン・リスト

絲綢之路樓蘭紅葡萄酒?楼蘭ワイン(ウイグル)?漫画「神の雫」にも登場したシルクロードのワイン。
シャングリラワイン(チベット)
スパークリングワイン"Festival"(韓国)
GranMonte AsokeVallry 2004 Premier Shiraz (タイ)
Hatten AGA Red(インドネシア・バリ)
Pun Oo Taung Damson Wine(ミャンマー)

その他、マレーシア、台湾など。

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韓国はぶどうの北限を越えているため、山ぶどう以外でワインは造れない、などといわれていたが、最近は醸造技術の発達と、おそらく地球の温暖化が影響して、国産ワインを造っている。韓国ワインの有名メーカーマジュアン(左写真)も、かつてはドイツなどから輸入したワインを瓶詰めしていたが、最近は韓国産ぶどうを使用しているという。

日本では買えない、珍しいチベットのワイン。軽い口当たりが意外だったとの声が多かった。チベットでワイン?といぶかしがる人もいそうだが、チベットは、ぶどうの一大産地であるウイグルの隣と聞けば、納得できる。

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ワイン(=ぶどう酒)は人類が造った世界最古のお酒のひとつ。特に中央アジアのウイグル周辺は、ワイン発祥地のひとつともいわれています。ウイグルでは今も、世界のぶどうのほとんどの品種が生育しているそうです。

当日は、およそ15種のアジア諸国のワインが登場。一口味見をしただけで笑ってしまうようなワイン、意外な味わいにびっくりしたワインなど、好奇心も大満足。参加者のみなさんが腕によりをかけて作ってくだ
さったおいしいアジアのお料理とともに、アジアついて楽しく語り合って過ごしました。

アジアのワインはこれだけではありません。今回、紹介しきれなかったワインもあるので、第2回をいずれ開催する予定です。どうぞお楽しみに。


profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki

e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、全日本司厨士協会会員 調理師。主な著書:図鑑NEOまどあけずかん「せかいのりょうり」監修(小学館 2021)、「世界の郷土料理事典」(誠文堂新光社 2020)。

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