イラン料理&お花見@ワールドカップ料理会・リポート
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満開の桜とイラン料理を満喫
ワールドカップ料理会の第3弾として4月1日(土)、アジア・中東の強豪チーム・イラン(ペルシャ)の料理会を、日暮里のレストラン「ザクロ」で開催し、また、谷中墓地周辺に咲き誇る、ちょうど満開の桜を楽しんできました。
「ザクロ」は、チャイハネ(じゅうたんを敷き詰めた中東の座敷部屋)・スタイルの、イランの雰囲気がたっぷり味わえるレストラン。いつも元気な名物店長のアリさんや、2000円という安さで食べきれないほど出てくるイラン各地の郷土料理、ベリーダンス・ショー、そしてイランの民族衣装のコスプレ(笑)、水たばこが人気のお店です。


オードブル、羊料理、鶏料理、各種ナン、デザート...。たとえばこんな料理が、次から次へと運ばれてくる。
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この日は、春うららな陽気だったせいもあってか、アリさんのテンションも最高潮(笑)。「ハイハ?イ」「がんばって?」という、いつもの脱力トークに加えて、お客の女の子をダッコするわ、肩車するわ、はたまたダンスフロアに引きずり出すわで、一歩間違えばセクハラになりかねないのに、ちゃんと笑ってすまされるのは、彼の人徳かな。
吉本興行からスカウトにでも来そうな、まさに、プロの芸人はだし。フロアに笑いを絶やさず、その場のお客さんに一体感を持たせるのは、一種の才能ですよね。
ちなみに、男性客はみな「とっとと帰って?」と言われていました(笑)。
それで、懇意にしているからというありがたいお言葉で、私たちのグループのために、曜日外にもかかわらずベリーダンサーを呼んでいただき、また、心ばかりの特別料理を用意していただきました。アリさんは、フロアではあんなにノーテンキに見えるけれど、実は恩義に厚く、礼儀正しい方なのです。
私たちのグループは、ドイツにW杯を見に行かれるグループや、ドイツ人&日本人のカップル(もちろんサッカー好き)のメンバーがそろい、W杯についていろいろと語り合いました。いずれもイラン代表の入っているグループDではないので、会話はきわめて友好的(笑)。


ベリーダンサー&踊るノリノリのアリさん(左)と、日暮里の新名所?"ペルシャ城"(笑)
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お店の方は相変わらず混んでいました。桜のベストシーズンなこともあって、夜でも通りの人の往来は絶えず、次から次へとお客さんが訪れている様子。
お店の方も、地下、2Fのレストラン・フロアと、3Fのペルシャ雑貨店「カリユン」に加えて、本気か冗談か「屋上にもフロアを広げたい」(アリさん談)とのことで、このビルまるごとが、さながら"ペルシャ城"のようになってきました。
さらに、近所の谷中銀座商店街の中に、ペルシャカフェをオープンさせたそう(現在は都合により休業中)。すごいパワーだなぁ。
ちなみに、「ザクロ」の2階の窓際席からも、ちょっとだけお花見ができます。お花見のシーズンは、予約時にこの席をリクエストしてみては?
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ザクロ
荒川区西日暮里3-14-13 日暮里コニシビルB1
Tel. 03-5685-5313
http://zakuro.oops.jp/
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e-food.jp代表、郷土料理研究家、コラムニスト。主な著書:『見て、読んで楽しむ 世界の料理365日』(自由国民社 2024)、図鑑NEOまどあけずかん『せかいのりょうり』監修(小学館 2021)、(誠文堂新光社 2020)、『しらべよう!世界の料理』全7巻(図書館選定図書・ポプラ社 2017)。
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