世界のデザート@ワールドカップ料理会・リポート
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世界4カ国のデザート&ドリンク
ワールドカップ料理会の関連イベントとして、4月2日(日)に、オーストラリア、クロアチア、イングランド、サウジアラビアのお菓子を作って味わう会を、三軒茶屋キャロットタワーで開催しました。
当日のメニューは以下の通りでした。
デザート
■パブロワ (オーストラリア) →レシピ
■くるみとチョコレートのパラチンカ (クロアチア) →レシピ
■りんごのプディング (イングランド) →レシピ
■ラフーベルロアズ (サウジアラビア)
※おまけ(差し入れ): 「岡埜栄泉総本舗」(日本サッカー協会名誉会長・岡野俊一郎氏の実家である老舗和菓子店)謹製・サッカーボール型の練りきり和菓子"ファンタジスタ"
ドリンク
■クロアチアの白ワイン(シャルドネ・ダルヴァール)*
■「イギリス東インド会社」のアッサム茶**
■アラビアコーヒー(モカ・マタリ)***
■ドメーヌシャンドン・オーストラリアのスパークリングワイン****
※おまけ: 旧ユーゴスラビアのマケドニアとスロヴェニアのハーブティー


"パブロワ"(オーストラリア?"パブロフ"といい間違える人多数(笑)と、"くるみとチョコレートのパラチンカ"(クロアチア)


"りんごのプディング"(イングランド)と、"ラフーベルロアズ"(サウジアラビア)
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デザート特集だけに、今回は女性(7歳の女の子も!)の参加が多かったですね。甘?い香りの漂う中で、各国のお菓子作りの名人・藤野さんのアドバイスのもと、世界4カ国のお菓子を作って、大いに楽しみました。
各国出身の方のレシピを用意したので、日本人向けにアレンジすると味が変わりそう...というものもありましたが、あえて現地流に。また出来上がり写真のないレシピがあって不安もありましたが、何とか本場っぽく完成しました。ホッ。
参加者のみなさん、いろいろとお疲れ様でした!


「岡埜栄泉総本舗」の"ファンタジスタ"と、クロアチアワイン&イギリス紅茶史のランドマーク的存在"東インド会社のアッサム茶"。
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ドリンクの解説
*=アドリア海をはさんだイタリアの向こう側にある、旧ユーゴスラビアの一部だったクロアチア。もともと温暖な気候に恵まれ、古くからワイン造りが盛んだったため、ユーゴ解体後は、海外輸出向けのワインを製造するようになった。
**=1600年にクイーンエリザベスI世の勅命で創設され、世界史にも登場するイギリス東インド会社のアッサム茶は、東インド会社の軍人ロバート・ブルースが、1823年にインドの奥地アッサム地方で茶の木を発見して、栽培をはじめ、インドに一大プランテーションを築いて莫大な富を得た、いわくつきの一品。今も、当時と同じブレンドで販売されている。つまり、この東インド会社のアッサム茶こそ、イギリスを世界に名だたる紅茶大国にしたきっかけだったわけ。
※その後、東インド会社の紅茶は、アメリカ独立のきっかけになった"ボストン茶会事件(Boston Tea Party)"の時にも登場しますね。
***=アラビア半島の南西部(現イエメン)にある、16-17世紀にコーヒーの出荷港で有名だった街・モカから名づけられたコーヒー豆。かつて栄華を誇ったモカも、現在では当時のコーヒー商館などの廃墟が立ち並ぶ、人口わずか1000人程度の街になってしまったという。今回のイエメン産モカ・マタリは、生豆をその場で焙煎し、挽いてくれる「麻布珈房」で購入。
****=シャンパンのドンペリニョンで有名な、フランスの"モエ・エ・シャンドン"のオーストラリア支社で製造されたスパークリングワイン。メルボルン近郊のワインの特産地ヤラ・ヴァレーのグリーンポイントで作られており、地名がそのまま名称に。フランスと同じ技術なのに価格が手ごろで、コストパフォーマンスはなかなかのもの。ぶどうは、シャルドネ60%、ピノ・ノワール40%。
※ちなみに、このワイナリーは、メルボルンから出発するワイナリーツアーに参加すると、訪れることができます。
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e-food.jp代表、郷土料理研究家、コラムニスト。主な著書:『見て、読んで楽しむ 世界の料理365日』(自由国民社 2024)、図鑑NEOまどあけずかん『せかいのりょうり』監修(小学館 2021)、(誠文堂新光社 2020)、『しらべよう!世界の料理』全7巻(図書館選定図書・ポプラ社 2017)。
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とてもおいしそうなスイーツでした!!!
ぜひつくってみたいです!!!
いろいろ、美味しそうなデザートがいっぱいで、今食べたいきぶんになってきました。まだまだいろんなデザートをのせてください。