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2005年09月18日

愛知万博で世界の料理8-エピローグ

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「愛知万博(愛・地球博)」で世界の料理・食べ歩きリポートも、この記事で完結です。長い文章を最後まで読んでくださってありがとうございました。

私たちは、愛知万博の一部である、グローバルコモンの各国パビリオンの、さらに飲食関係を中心に絞って見て回ったわけなのですが、それでも2日間では、とても時間が足りませんでした。

この万博が、いかに大規模なイベントであるかがわかっていただけると思います。

そんなわけで、リポートの方でも、各国の基本情報をちりばめながら、はしょるところははしょって、珍しい食べ物・飲み物をメインにご紹介することにしました。くまなくリポートできなくてごめんなさい。決してマニアックな食べ物にしか興味がなかったわけじゃないんですよ(笑)。

本当は、おさらいでもう1回くらい万博に行きたいところなのですが、閉幕も近づいて、今日あたりなど入場見合わせ措置を実施するほど、大変な人出のよう。もう無理ですね...。そういえば、開幕からの入場者総数も2000万人を突破したようです。

連日、大勢の来訪者を迎えての長丁場で、私たちが万博を訪れた9月初旬には、さすがにどのパビリオンでも、各国スタッフがお疲れ気味のようで、残念ながら、彼らとコミュニケーションを楽しむまではなかなか至りませんでした。けっこう期待していたのですが、仕方ないですね。

また、こちらも仕方ないことでしょうが、万博内のレストランは、調達しやすい食材で、簡単に作れる料理が圧倒的に多かったです。この料理でこんなに値段が高いの?と思うこともままありました。ですので、本格的に世界の料理を食べ歩き、というわけにはなかなかいきませんでした。

それでも、各国の食文化を一度に体験できる一大イベントはほかにないので、エキサイトしましたし、勉強になったことに変わりはありません。この万博で初めて食べた国の料理もありました。さすが万博だけに、大勢の人が集まるイベントにしては、がんばっていたと思います。

願わくば、この規模、この気合で、もっと飲食に力を入れた"料理万博"が行われたらいいなぁ、なんて思ったりしました。



profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki

e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、全日本司厨士協会会員 調理師。主な著書:図鑑NEOまどあけずかん「せかいのりょうり」監修(小学館 2021)、「世界の郷土料理事典」(誠文堂新光社 2020)。

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トラックバック時刻: 2007年04月01日 13:22


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