2006年10月19日


【池袋】池袋東口・サンシャイン60通りの東急ハンズの横を入ってすぐのところにある、西アフリカはカメルーンの家庭料理レストラン。
店名は英語読みで記しましたが、カメルーンのもうひとつの公用語であるフランス語読みすると「オー・ビラージュ」。カメルーン料理のレストランは、2008年7月現在、日本でここ1軒だけだと思います。→埼玉県春日部市にカメルーン人のコミュニティがあり、カメルーン料理と銘打っていなくても、かの国の料理を提供しているレストランがあるとの情報あり。2009年6月現在、現地に出向いて調査中です。
2002年のFIFAワールドカップの時にカメルーン代表のキャンプ地だった大分県中津江村のレストラン「けやき」(?道の駅 鯛生金山)では、"カメルーン弁当"なるメニューを今も提供しているそうですが、これはちょっと別物と考えてもよいでしょう(笑)。
さて、この日は、こじんまりとして、女性好みなかわいらしいお店のフロアがいっぱいになる、約20名が集っての貸切りパーティー。お店の女性ジュリーさんの計らいで、およそ15品の料理と、アフリカのワインや珍しいカメルーン産のお酒を含むドリンクの食べ放題、飲み放題を3000円で設定していただきました。
上写真は、鯛(おそらくティラピア。カメルーンでは"バー"というそう)のグリル。カメルーンにも「めでたい」なんて語呂合わせがあるかどうかはわかりませんが(笑)、パーティーを引き立てるごちそうであるのは、日本と同じですね。
揚げた調理用バナナ(=プランテーン)と、ほうれん草に似た青菜の付けあわせが、アフリカらしいです。


↑左写真は、コキという、パンダ豆(ブラックアイビーンズ)をつぶして蒸した料理(右)と、ゆでたプランテーン。赤っぽいのは、西アフリカの台所で活躍するパームオイルの色。前者は固い木綿豆腐にも似た食感と味わい。
右写真は、ドーレという、ほうれん草のようなカメルーンの野菜をミンチした料理。背後にある黄色いかたまりは、西アフリカの主食フーフー。


↑左写真は、ココナッツライス。赤い色はケチャップではなく、パームオイルの色。右写真は、まさにパームオイルをたっぷり使った真っ赤なシチュー。白いご飯にかけて食べるとおいしい。


↑左写真は、その名もオクラ。野菜のオクラは、カメルーンのある西アフリカが原産だったのです。刻んだオクラをたっぷりと使った、粘り気のある、健康的な料理。
右写真は、エグシシチュー。エグシはメロンの種のことだそう。牛のスネ肉や、魚のダシの効いた、日本人にも食べやすい料理。ナイジェリアなど西アフリカでよく食べられている。


↑左写真は、シチュー・ビーンズ(パンダ豆のシチュー)。ここにもパームオイルが投入されている(笑)。
右写真は、カメルーン版サモサ。スパイスなしのひき肉を詰めて、厚い小麦粉の粉で揚げただけの、素朴な一品。


↑左写真は、バーベキューチキン。これもパーティーに欠かせない華やかな料理。
右写真は、クスクス。カメルーンの国土のおよそ半分は旧フランス領で、昔は仏領アフリカとして北アフリカとつながっていたので、チュニジアやモロッコのクスクスが伝わったのだろう。野菜をたっぷりと使い、ちょっと塩味の効いた、煮込みスタイルのクスクスだった。


↑左写真は山羊のスープ。ややクセのある味。日本のきんぴらごぼうのような右写真の料理は、魚と根菜の煮物。まさに、アフリカのおふくろの味。


↑左写真は、オニオンドーナツ。子供のおやつにもぴったりの、たまねぎ味のおいしい素朴なドーナッツ。右写真はデザート。溶かしたライスフラワーとフルーツポンチをミックスしたような、甘さ控えめの一品。


↑パーティーでは、遠方からの輸送料のため、おそらくけっこう高額と思われるカメルーン産のお酒やドリンクも、気前よく飲み放題で振舞ってくださった。
右写真は、パームジュース。やや自然発酵したような、甘酸っぱいやしの実の味が楽しめる一品。左写真は、西アフリカやカリブ海でよく飲まれている、甘い麦芽飲料のマルタ。かのギネスのカメルーン支社が製造している!

こじんまりとした厨房では、日本語が堪能、大らかなアフリカンママ風のジュリーさんと、2人の女性調理人(1人はカメルーン人、1人はザイール人=コンゴ民主共和国とのこと)が切り盛りしていました。
大勢の訪問者であたふたさせてしまったかなぁ、とちょっと恐縮していましたが、心のこもったお料理と笑顔でもてなしてくださり、おかげでハッピーに過ごすことができました。

野菜や豆がたっぷりで、塩分も糖分も控えめな優しい、まさに「アフリカのおふくろの味」の数々...。魚のダシが要所に使われていたりして、意外と日本人の口にも合います。
日本ではまだ知名度の薄い国カメルーンの料理ではありますが、百聞は一見にしかず。池袋の雑多な街角に忽然と現れたアフリカの味に、舌鼓を打ってみてはいかがでしょう。
※後日、少人数で改めてディナーにうかがい、通常メニューを頼んでみました。独特な料理だけに、正直、ちょっと微妙でした(スタッフも少し変わったようです)。先のパーティーメニューの方がおいしかったような...。ドリンクを含めて明朗会計してもらうためにも、なるべく大勢集めて先に値段交渉した方が安心かもしれません。
参照
→カメルーンの料理について
オービレッジ ”O” VILLAGE
豊島区東池袋1-22-13 第5ナカムラビル3F
Tel. 03-5951-2264
■営業時間 Open: 11:00-14:30、17:00-24:00
■定休日 Close: 無休
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モットーは「食は最高のコミュニケーション手段のひとつ」。言語や習慣の違いを越えて"おいしい!"で人と人をつなぐ世界の料理の魅力を広めたい思いから、珠玉の料理を求めて、拠点の東京をはじめ、日本全国・世界各地のレストランや食スポット等を取材で飛び回っております。
このブログでは、レシピやお店、旅行など世界の食べ物の話題を幅広く紹介します。
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