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2010年06月02日

スペイン弁当 Spain Bento

bento_spain.jpg

名物料理パエリアで表現

スペインの国旗を表現したパエリア Paellaのお弁当。もともと、スペインの国旗色に彩られることの多い名物料理です。ごはんの黄色はサフラン。赤い部分にはチョリソとトマトソース(または赤パプリカでもOK)を使ってみました。

ちなみに、添えもののおかずは「イカのガリシア風」です。

スペインはかつてイスラム王朝に長く支配されていた国なので、料理にはアラブの影響が今も色濃く残っています。パエリアもしかり。中東料理をご存知の方ならすぐわかると思いますが、まさにピラフそのものです。パエリアに欠かせないサフランも、今ではスペインが誇る世界有数の名産品のひとつですが、原産地はインドで、もともとは中東料理の食材でした。

ほかに、グラナダのアルハンブラ宮殿に代表されるようなスペインの建築物等にも、アラブの影響が残っていますね。

余談ながら、15世紀にはレコンキスタでイベリア半島にキリスト教国が復興したわけですが、イベリコ豚に代表されるようにスペイン人が豚肉を好むのは、豚を禁忌するイスラム教徒への腹いせではないかと勘ぐってしまいます(笑)。

さて、スペインの国旗は、別名を「血と金の旗」と呼ばれます。われわれは国章の付いたものをよく見かけますが、民間では通常、国章のない旗を使用するそうです。


【スペイン弁当】レシピ (グループH)

■材料

<シーフードパエリヤ>
Paella de Mariscos

・米 (無洗米がよい)1カップ
・パエリアミックス(サフラン入り。下写真参照)
・シーフードミックス(いか・えび・あさり等がミックスされた冷凍品)適量
・たまねぎ 中1個半(みじん切り)
・トマト 中1個(みじん切り)
・赤パプリカ 半個 (あれば。みじん切り)
・ブイヨン(固形1個分) 200mlのお湯に溶かしておく。
・オリーブオイル

spain_paellamix.jpg

<作り方>

1.フライパン(鉄製が好ましい)にオリーブオイルをしき、たまねぎを透き通るまで炒める。

2.1に米(洗わない)を加えてさらに炒める。

3.2にトマトと赤パプリカ、シーフードミックスを加えてさらに炒める。

4.3にブイヨンの溶液を加えて混ぜる。

5.4にふたをして、お米がやや硬めに炊けるまで中弱火で熱してできあがり(様子を見ながら、水気が足りなかったら途中で水を足す。外側のごはんが少し焦げるくらいが理想)。

<トッピング>
・チョリソ (スパイシーなソーセージ)
・トマトソース (またはケチャップ)

※上記の代わりに赤パプリカでもよい。

・トマトの皮、白チーズ、マヨネーズ(以上、国旗左中央の国章の部分)

<お弁当の詰め方>
・お弁当箱にパエリヤを詰め、その上にチョリソ&トマトソース、国章を国旗の通りに飾る。

TIPS&ひとこと

※パエリアミックスは、最近はS&Bなど日本のスパイスメーカーからも、サフラン入りのものが比較的安価で販売されるようになりました。ターメリックだけでサフランが入っていない商品はNGです(ひどいものになると黄色○号のような合成着色料でごまかしていますので、購入するときに注意)。

※パエリアミックスのパッケージの作り方には「炊飯器で」と書いてあることが多いのですが、それは無視して、ぜひフライパンでパエリアを作ってみてください(そして、IHよりも断然ガスがいいです!)。直火で作ったごはんのおこげの部分が、またおいしいのです。

※今回は使いませんでしたが、ご自宅でパエリアを食べるときは、有頭えビやムール貝を加えてください。ぐっと華やかになりますよ。

※おかずの「イカのガリシア風」はスペイン製の缶詰。本場らしいのですが、ちょっと塩味が濃く、脂っこい感じでした...。

パエリアのレシピ詳細

参照
スペイン料理について



profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki

e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、料理&旅行コラムニスト、「世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー」館長、内閣府認定 公益社団法人 全日本司厨士協会会員、世界司厨士協会連盟会員。

雑誌記者、企業のWEBディレクターを経て2000年にサイト世界の料理 総合情報サイトe-food.jpを創設。以後、執筆、講師、レシピ開発、在日大使館や大使公邸でのシェフなどとして、おいしい食べもので日本と世界を相互につなぐ社会貢献を目指して活動。


著作:「しらべよう!世界の料理」全7巻(ポプラ社 2017)
「日本の洋食 ~洋食から紐解く日本の歴史と文化」(ミネルヴァ書房 2018)

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