夏のカレーフェアいろいろ
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ファミレス、ファーストフードの夏メニュー
スパイシーな料理が恋しい夏が近づいてきました。ファミリーレストランやファーストフード店でも、カレーなど夏限定メニューを用意するところが増えてきたようです。
上写真は「ジョナサン」のプーパッポンカレー。タイ料理のわたり蟹のカレーをソフトシェルクラブで代用したもの。ジャスミンライスか普通のごはんかを選べるようになっています。本場と比べるとなんちゃって感は否めませんが(笑)、まあまあがんばっているかな、と。1029円也。
また、「ロイヤルホスト」では、6月19日より9月10日まで「25th 夏カレーフェア」を開催。インド・ケララ州直輸入のパロタ(=パラータ、ロティ。オイルで焼いた薄焼きパン)と、ムガールチキンカレー、バターシュリンプカレー、カシミールビーフカレー、タンドリチキンをターリ(定食)風にセットにしたものです。
このフェア、つい最近まで、南インドの「ミールス」となっていたような気がするのですが、料理の内容が実際とかけ離れていて苦情が入ったのか、ミールスの文字が消されました(あと、「インド人もびっくり」という昔のCM時代から日本で誤解されてきた(笑)、ターバンを巻いたシーク教徒風な顔マークも削除された)。
2種類のカレーセット1380円、3種類のカレーセット1680円のほか、カシミールビーフカレー1080円(単品)、スリランカチキンカレー1080円(単品)。ラッシーまたドリンクが+260円。「本格インド料理のはじめの一歩」の啓蒙にはよい企画だと思いますが、う?ん、実際に食べに行くとして、対クォリティの価格設定は、街のインド料理店と比べてどうなのだろう。
野菜たっぷりであっさりヘルシーな本物のミールスこそ、女性受けするし、夏にぴったりだと思うのだけれど、ロイホよ、そこまで冒険する勇気はなかったか...。


さらにロッテリアには、"超辛口"のタンドリーチキンサンドがお目見え(320円。トマト入り350円)。バンズはナン風。いつまでの期間限定と表記されていませんが、まさに夏向け。
ファミレス&ファーストフードのメニューも、ひと昔前と比べてずいぶん各国料理が取り入れられるようになりました。夏限定のカレーメニューは、ほかにもありそうですが、発見次第、逐次、更新していきますね。

e-food.jp代表、郷土料理研究家、コラムニスト。主な著書:『見て、読んで楽しむ 世界の料理365日』(自由国民社 2024)、図鑑NEOまどあけずかん『せかいのりょうり』監修(小学館 2021)、(誠文堂新光社 2020)、『しらべよう!世界の料理』全7巻(図書館選定図書・ポプラ社 2017)。
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