ガネーシュ|インド料理|横浜
[ インド料理 ]

斬新な"ヌーベル・インディア"
※朗報です!一度、閉店した「ガネーシュ」が2008年4月、横浜・能見台に復活しました。住所は横浜市金沢区能見台8-5 電話番号は045-306-7796、詳細は、https://e-food.jp/cgi-bin/restfind/view1.cgi?no=1636。
旧「ガネーシュ」の厨房におられた方が、故・石原シェフのスタイルを引継いでいます。
ご参考までに、以下は緑園都市時代のリポートです。
【横浜】横浜にある、南インド料理をメインにしたインド料理店。
今回は、1989年から有名無名の銘店で食事会を続けておられるESDのメンバーのみなさんとご一緒させていただいたのですが、「ガネーシュ」はそんな彼らが高く評価する店、ということで来訪を楽しみにしていました。いただいたのは、事前にお願いしていたスペシャルコース(8品 5000円)です。
こちらのオーナーシェフである石原さんは、西洋料理を出発点に、都内の有名インド料理店でシェフとして経験を重ねた、フレンチとインド料理の両方にたけた方。「インド料理を創る上で重要なのは、インドのスピリッツ(心)と伝承された技術を大切にすること」とのポリシーを掲げ、時には、インド版ヌーベル・キュイジーヌ=ヌーベル・インディアとでもいうべき、斬新でオリジナリティあふれるインド料理を提供しています。
上写真は、ノルウェーサーモンのカレー。トマトベースとほうれん草ベースのカレーソースが2重に使われた、なかなか凝った一品です。こんな素材を使ったインド料理は、通常のインド人シェフの店ではまず食べられないでしょう。単なる創作料理で終わっていないのは、シェフのインド料理の心を尊重してきた姿勢と、フレンチのソース使い、インドのスパイス使いの両者に熟知した長年の経験ゆえ。それは、料理を口にしてみればわかります。
もちろん特別メニュー以外に、ミールスなどオーソドックスな南インドのメニューもお願いすることができます。私も今度はぜひそちらにトライしてみたいですね。


まずは、アルナン(じゃがいものナン。写真は中身を開いたところ)と、インド風のトマトスープ。これだけで軽食になってしまいそうなボリューム。上質な小麦粉を使用したことがうかがえる香ばしい前者と、フレンチのコースにでも出されるような洗練された盛り付けの後者。西洋料理の経験がある石原さんならではのセンスだろう。


ほうれん草の炊き込みライス。カシューナッツやコリアンダーをトッピングした、鮮やかなグリーンの見た目も美しい一品。右写真は珍しいサトイモのカレー。これで1人前。ゴロンゴロンとたっぷり入ったまるごとのサトイモと、スパイスを繊細にほどこしたトマトベースのカレーがよく合う。


こちらも珍しくて、ゴージャスな牡蠣カレー。牡蠣の旨みがスパイスと溶け合って、独特な滋味が楽しめる一品。右写真はデザートの"さつまいものハルワ"。生クリームとシナモンをトッピングした美しい飾りつけが、西洋料理仕込みを想わせる。


ガネーシュ特製のマドラス・コーヒー。フツフツした泡が、おいしさをアップさせている。フロアは、高級感のある、ゆったりと落ち着いた空間。
東京からちょっと遠く、またインド料理にしてはやや値が張るような気もしたのですが、さすがにどのお料理も、他の料理とのハーモニーを考えながらひとつひとつていねいに作られていて、後に引くおいしさ。ボリュームもたっぷりです。Dancyuの「新全部うまい店」にも掲載されているそうで、なるほどと納得しました。
以下は新店舗の情報
ガネーシュ Ganesh
横浜市金沢区能見台8-5
Tel. 045-306-7796
http://ganesh1992.exblog.jp/ (ガネーシュ日記)
■営業時間:11:30-14:00(LO)、17:30-20:30(LO)
■定休日:水

e-food.jp代表、郷土料理研究家、コラムニスト。主な著書:『見て、読んで楽しむ 世界の料理365日』(自由国民社 2024)、図鑑NEOまどあけずかん『せかいのりょうり』監修(小学館 2021)、(誠文堂新光社 2020)、『しらべよう!世界の料理』全7巻(図書館選定図書・ポプラ社 2017)。
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トラックバック時刻: 2007年07月21日 22:31
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