魚のグリル&アチェケ -レシピ|コートジボワール料理
[ ■世界の料理・簡単レシピ , 西アフリカ料理 ]
いろどりの美しい魚料理
旧フランス領だった西アフリカの国、コートジボワール(象牙海岸)。アフリカらしさにプラスして、どこかフランスのエスプリが感じられる、いろどりの美しい魚料理をご紹介しましょう。
左写真は、浜松町の西アフリカ料理レストラン「カラバッシュ」のメニューにある同料理です。
魚のグリル&アチェケ -レシピ Attieke
【材料】
魚(鯛、ティラピア、スモークしたニシンなど。内臓を取って水洗いしておく)500g、おろししょうが大さじ3、油125ml、たまねぎ2こ(みじん切り)、完熟トマト4(つぶしてピューレにしておく)、16gのトマトペーストを水で薄めた液60ml、赤とうがらし2本(みじん切り)、グリーンピース250g、ほか赤ピーマンなど、色合いの美しいお好みの野菜のスライス、ガーリックソルト、塩適量、アチェケ(粗いキャッサバの粉)150g
【作り方】
1.塩としょうがで魚に下味をつける。
2.厚手のフライパンに油を熱し、魚にこんがりと色がつくまでソテーし、魚だけ取り出して、油気を取り、冷めないように置いておく。
3.2のフライパンの油が熱いうちに、たまねぎをきつね色になるまで炒め、次にトマト、トマトペースト、赤とうがらし、グリーンピース、ガーリックソルト、他の野菜を加える。フライパンにふたをして10-15分蒸し煮してソースを作る。
4.ボールにアチェケを入れ、軽く塩を加えて、ひたひたの冷水で混ぜ、10分ほど置いてふやかす。
5.お皿に魚を盛り、3のソースをかけ、4のアチェケを別皿で添えて出来上がり(アチェケと魚を混ぜながらいただく)。
--------------------------------------------------------
アチェケの粉を、ナイジェリアでは"ガリ"といい、ブラジルでは"ファリーニャ"といいます。ます。どれも同じ粉末キャッサバに見えるのですが、どこの国の人も自国産にこだわりがあるよう。彼らにとってキャッサバが、大切な主食であるのがわかりますね。
この魚のグリルには、白ワインを合わせてみてはいかがでしょう?本国フランスのワインよりも、モロッコやチュニジアなど旧フランス領だった北アフリカ諸国の、野性的でドライなワインの方が、きっと気分も出るはずですよ。
e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、全日本司厨士協会会員 調理師。主な著書:図鑑NEOまどあけずかん「せかいのりょうり」監修(小学館 2021)、「世界の郷土料理事典」(誠文堂新光社 2020)。
※この記事・写真等はe-food.jpが著作権を所有しています。無許可での転用・転載はご遠慮ください。商用利用の記事、写真等は販売しております。→「利用規約」
Tweet |
この記事のURL: