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2004年08月19日

フォンベト|ベトナム料理|新宿

西新宿のベトナム料理レストラン。青パパイヤのサラダやバインセオ、フォー(ベトナム麺)などベトナム料理の定番をいただいてきました。

中国風の紫檀のインテリアに囲まれた高級感あふれる店内。料理のお値段は高めですが、ポーションも多めで、ベトナム人シェフによる料理の味は確かでした。ベトナムビールやベトナムワインのほか、ローズの香りのお酒などベトナムのドリンクも充実していて、ベトナムらしいごちそうを堪能できました。

私は、ベトナム料理店のクォリティの基準に、フォーの上に乗せるハーブの質量に注目することが多いのですが、こちらのお店はなかなかいいセンをいっていたと思います。新鮮な香菜(パクチー)や、バジル、春菊のような葉などが別のお皿に多めに用意されていました。具の牛肉は上品にカットされていましたが、本場っぽくブツ切りで食べられるとなおよかったかな...。もっと大衆的なベトナム料理店ができればいいのに、などと思ったりしました。

フォンベト
新宿区西新宿7-10-10 西村ビル2F
Tel.03-5337-8590
http://www.huongviet.jp/

私が初めてフォーを食べたのは、10年くらい前、サンフランシスコのベトナム人街にある"Vietnam
II"というお店でした。ベトナム移民向けのお店で、店内の雰囲気はまるでサイゴンに来たみたい(行ったことありませんが、たぶん)でしたが、当時はアメリカのベトナム料理ブームが始まったころで、地元のアメリカ人にも人気があるようでした。

野菜をたっぷり食べられるヘルシーなおいしさが受けたのだと思いますが、私もすっかりはまってしまいました。あちらではフォー(Pho)は、Beef Noodle Soupと呼ばれていて、てっきり牛肉入り麺のことをフォーと呼ぶのかと思っていたら、日本ではチキン入りの麺がベトナム料理店のメニューにあったりして、ちょっと驚きでした。


profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki

e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、全日本司厨士協会会員 調理師。主な著書:図鑑NEOまどあけずかん「せかいのりょうり」監修(小学館 2021)、「世界の郷土料理事典」(誠文堂新光社 2020)。

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