2009年10月16日

【下北沢】若者でにぎわう下北沢の駅に近いメキシコ料理レストラン。2009年6月に、「フォンダ・デ・ラ・マドゥルガーダ」と東京ミッドタウンの「ラ・コリーナ」で14年間、料理長として腕をふるっていた経歴を持つシェフ、ガブリエルさんを迎え、メニューを一新するなど新体制がスタートしました。
お店のオーナーは、メキシコのベラクルス出身で、店名でもあるメキシコシティのテピート育ち、ワシントンのホワイトハウスでも演奏経験のある、日本におけるメキシコ音楽の第一人者チューチョ・デ・メヒコさん。東北沢に店をオープン後、2008年10月に現在地に移転してきました。
メキシコのオアハカ州出身、メキシコシティの有名フランス料理のシェフとして修業を積んだ経験を持つガブリエルさんの料理は、日本では希少な、真のプロのメキシコ人シェフによるメキシコ料理。ですので、メキシコで食べるそのものの味であるのはもちろんのこと、ネイティブのベテランシェフならではの、しっかりとした調理の基盤を舌で実感できます。
中でも、モレソースを使った料理がすばらしいです。チョコレートやチリ(とうがらし)などをミックスした複雑かつ絶妙な味わいのモレは、メキシコにおける日本の"味噌"のような存在。日本の多くのメキシコ料理店では大量生産の輸入品モレを使っている中、こちらではこのモレをお店で手作りしています。おいしくて当然ですね!
↑コースは9品付きで3900円?。その日の素材を使ったシェフのおすすめコース5000円もおすすめ。写真は左上から前菜のワカモーレ、エビのダシがよくしみたやさしい味わいのアロス・コン・カマロネス、ソーセージのチョリソ、肉のモレソースがけ。
絶品の肉のモレソースがけ(下右写真)は、コースとは別料金でもぜひ頼んでみてください。その複雑かつ深い味わいに感動するはず...。
適度に果肉の残ったところが何ともいえないおいしさのワカモーレ(アボカドのディップ)、またスパイシーな肉にシラントロ(香菜)やライムの香りがさわやかにからむ、メキシコそのままのタコス(トップ写真)の味も、以前のレストランから引き継いで健在。収容人数30名ほどのこじんまりとして、オープンキッチンで、そしてチューチョさんのにこやかな日本人の奥様とお嬢さんが切り盛りする家庭的な雰囲気の中、ガブリエルさんは「以前よりもリラックスして料理ができる」と満足されているようでした。
↑マルガリータ(左写真)などのカクテルも充実。テカテ、ドスエキスなどメキシコ産ビールも。
右写真は口数少なく、勤勉でいかにも職人肌のシェフ、ガブリエルさん。"マエストロ"とでもお呼びしたい。
10月22日からはチューチョさんがメキシコから帰国されるそうで、マリアッチのライブも再開されます。
最高のメキシコ料理、最高のメキシコ音楽がいっぺんに体験できるお店として生まれ変わった「テピート」。そのモチベーションにおいて東京一、ひいては日本一のメキシコ料理レストランになったのでは、と個人的にも注目しています。
テピート
東京都世田谷区北沢2-34-8 KMビル3F
Tel. 03-3460-1077
http://www.tepito.jp/
■営業時間:火?土18:00?23:30(L.O.23:00)、 日18:00?22:00(L.O.21:30)
■定休日:月・祝
※ライブのある日はミュージックチャージが別途かかります。
→ライブスケジュール
モットーは「食は最高のコミュニケーション手段のひとつ」。言語や習慣の違いを越えて"おいしい!"で人と人をつなぐ世界の料理の魅力を広めたい思いから、珠玉の料理を求めて、拠点の東京をはじめ、日本全国・世界各地のレストランや食スポット等を取材で飛び回っております。
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