2007年05月17日

カフェ・ロシア|グルジア料理&ロシア料理|吉祥寺

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本格派ロシア&グルジア料理

【吉祥寺】吉祥寺北口のパルコの手前に2007年3月にオープンした、ロシア&グルジア料理の店。

写真は、グルジア料理を中心にした、あでやかな前菜盛り合わせです。

メニューを見てまずちょっと驚くのが、魚の前菜、肉の前菜、野菜の前菜、温かい前菜...と、何ページにもわたって延々と前菜が続いていること。メインディッシュは、後ろの方に数品、記されているだけです。でも、「前菜をいろいろとつつきながら、最後にメインディッシュをいただくのが現地スタイル」とはお店の方の弁。なるほど。お酒(ウォッカ)に合わせると、こうなっちゃいますよね(笑)。

前菜は、2人以上から1人分5品980円?。単品300円?もありました。希望に応じてお料理のチョイスをお願いすることも可能です。お酒をいただきながらちょこちょこおかずをつまむ、日本の居酒屋やスペインのタパスのようなスタイルでもあり、なかなかいい感じです。

ちなみに、料理を順に出していく、フレンチのコース料理の元祖はロシアといわれていますが、これはきっと宮廷料理の話なのでしょう。

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"グルジア風ラタトゥユ"と銘打たれたアジャブサンダリと、グルジアのサラミ・バストゥルマ。他に、焼きナス料理のバクラジャン、ピーツと一緒に漬けて赤くなった、キャベツのグルジア漬け、いずれもちょっぴりスパイシーな味付けで、ロシアよりも、トルコと国境を接したグルジアの、中東への近さを感じる。サワークリームとヨーグルトが溶け合った世界で、バクラジャンなどは、まるでトルコ料理のよう...。アルメニアなど他のコーカサス地方の国にも、同様の料理があるようだ。

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やさしい味わいのグルジアのたまごのスープ・チヒルトゥマと、グルジアの代表的な料理のひとつという、ひな鳥のオーブン焼き・タパカ。ジューシーな肉に食欲がすすむ...。

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お店にはグルジア産ワインもいろいろ用意されていた。左写真は、甘めのグルジア産スパークリングワイン"オールド・トビリシ"(トビリシはグルジア共和国の首都)。輸出用にボトリングされたものだろう。なかなかおいしい。

右写真のブラウンのライ麦パンは、本格ロシア式の製法で作られたもの。ロシア大使館御用達の逸品だそうで、風味豊かなライ麦の味わいが、料理によく合う。

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こちらはロシア料理の前菜・サーモンのブリニ(クレープ)包み。ほかに前菜の毛皮のコートを着たニシンや、ピロシキボルシチビーフストロガノフといった定番ロシア料理ももちろんいただける。

右写真は、ロシアっぽい雰囲気があふれる、かわいらしい照明。壁の色も、ショッキングピンクともサーモンピンクともつかない、絶妙な色合いの品のいいピンク。あ、これ、ボルシチにも使われている、ロシア人の大好きな?ビーツの色だ...。お店の方によると、日本ではこの"ロシアンピンク"のペンキが手に入らなくて、まさにあきらめていた矢先に、輸入品が手に入ったそう。おかげでぐっと本場らしくなって、よかったですね。

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左から、ガルブッツィ(ロールキャベツのトマトクリーム乗せオーブン焼き)、パプリカの肉詰め(すっごくかわいい!)、デザートのりんごのケーキ。前者2品はメインディッシュで、ほかに、どろっとしたトルココーヒー風のグルジア珈琲、ローズジャムを添えたロシア紅茶も。


こちらのシェフはウクライナ出身とのことですが、グルジア在住経験のあるスタッフの方がおり、料理はもちろん、ウォッカやワインの品揃え等にグルジアへの愛着を感じます。それに、ボルシチもロールキャベツも、もともとウクライナが起源ですし、ロシアのレストランで"ウクラインスキー"といえばおすすめ料理のことといいますから、なるほど味は確か。ごちそうさまでした!

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グルジアの料理は、これまで新宿の老舗ロシア料理店「スンガリー」などでも何点か紹介されてきましたが、品数はこちら「カフェ・ロシア」がダントツ。初心者の方はもちろん、相談次第で"裏メニュー"が交渉可能なようですので、ロシアやグルジア、ウクライナに興味のある方にもおすすめします。


カフェ・ロシア Cafe RUSSIA
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-4-10 ナインビル地下
Tel. 0422-23-3200
http://caferussia.web.fc2.com/

■営業時間 Open: 11:30-22:00(LO)
■定休日 Close: 無休



profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki


e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、「世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー」館長。

2000年にサイト「世界の料理 総合情報サイトe-food.jp」を立ち上げ、以後、執筆、講師、レシピ開発、在日大使館や大使公邸でのシェフなどとして、食で日本と世界を相互につなぐ社会貢献をモットーに活動。
プロフィール詳細
著作: 「しらべよう!世界の料理」全7巻 (ポプラ社 2017)


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コメント

いかがでしたか?
次回があうかどうか、わからないので、吉祥寺に行った時に寄ってみます。
その価値ありそうですか?

  • RAICHI
  • 2007年05月18日 11:40

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