デビッドデリ｜イスラエル料理・ユダヤ料理｜三田

ファラフェルは、アラビア半島で古くから食べられていたスナックで、ファラフェルや、フムス（ひよこ豆のペースト）の入ったピタパンサンドは、"世界最古のナチュラルフード"（by 京都「ファラフェル・ガーデン」）との声も。まめまめしていて、確かにカラダによさそうですね（笑）。

こちらのお店では、ファラフェルのようなアラビア半島の郷土料理のほかに、イスラエルに移民してきた、東ヨーロッパや北アフリカなどのユダヤ人の料理も紹介しています。

たとえば、グヤーシュ（パプリカのスープ）や、ボルシチ、クスクス、シュニッツェル、パストラミのサンドイッチなどなど。だから、メニューが幅広くて面白い。さらに、初めから在日ユダヤ系の人々をお客さんに想定しているようで、"マッツォボール"など、ユダヤ教の宗教色を反映した料理も。この点で、江古田のイスラエル料理店「シャマイム」あたりより、さらに一歩踏み込んだ、本格派の印象を受けます。

マッツォボール（ユダヤ教（旧約聖書）の過越（すぎこし＝Passover）の祭の日に食べる、酵母を入れずに焼いたパン生地の団子）入りのチキンスープと、チーズや野菜をはさんだパン"ブレカス"（クニッシュ）。

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ちなみに、店名にあるデリ（デリカテッセン）は、もともとはドイツやポーランドあたりのユダヤの人々の惣菜店がルーツで、（ユダヤ系移民の多い）ニューヨークで定着してから、ユダヤ人以外にも受け入れられ、世界的にポピュラーになりました。

お店では、ブレカスやベーグル、レアチーズケーキ（これもニューヨークのユダヤ系デリからポピュラーになったデザート）などをテイクアウトできます。

また、"マカビー"、"ゴールドスター"というイスラエルの有名ビールも飲めるのですが、ゴラン高原産のワインがメニューに見当たらなかったのが、ちょっと残念でした（これさえあれば、パーフェクト！なのに...）。

イスラエルの国旗カラーの配色や、店先に象られたダビデの星、そしてヘブライ文字風のお店のロゴは、どこか日本離れした雰囲気。

ちょっと不便で、意外なロケーションにあるのですが、東京の中の異国を訪ねたい人には、まさに打ってつけの場所です。

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デビッドデリ -David's Deli
港区三田5-13-13
Tel. 03-5441-1211
http://davidsdeli.co.jp/

■営業時間 Open: 10：00-22：00
■定休日 Close: 無休
■座席数 Seats: 80席
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