幻の南蛮菓子"ケジヤアド"が販売を予定
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ポルトガル菓子ケイジャーダが原型
ポルトガル伝来の伝統菓子を江戸時代にアレンジしたレシピが、佐賀県の老舗和菓子屋さんで見つかったそうです。以下は4月20日の読売新聞の記事より。
江戸時代の書物に名前だけが出てくる幻の南蛮菓子「ケジヤアド」のレシピ(作り方)が、佐賀市の老舗菓子店「鶴屋」に伝わる古文書(鶴屋文書)に記されていることが分かった。
カボチャのあんを、小麦粉やゴマ油で作った皮で包んで焼いたもので、チーズを使ったポルトガルの焼き菓子を日本風にアレンジしたとみられる。専門家は「南蛮菓子の歴史を調べる上で貴重な発見」と評価しており、鶴屋はこの菓子を再現し、夏頃に売り出す計画だ。
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詳しくは「幻の南蛮菓子"ケジヤアド"、佐賀でレシピ発見...再現して販売」(?読売新聞 4.20.2009)
ケジヤアド=ケイジャーダ(=Queijadas。チーズを使った、エッグタルトのようなタルト菓子)というわけで、江戸時代にはチーズの代わりにカボチャのあんを使ったのだそう。これから売り出されるそうですが、自分でも作ってみたくなりそうなお菓子ですね。
ご参考までに、リンク先の写真は、ポルトガルのお菓子にも力を入れている東京・蒲田の和菓子店「清野」さんのケイジャーダです(江戸版のケジヤアドとはまるで違った見かけですが、おいしそう?)。

e-food.jp代表、郷土料理研究家、コラムニスト。主な著書:『見て、読んで楽しむ 世界の料理365日』(自由国民社 2024)、図鑑NEOまどあけずかん『せかいのりょうり』監修(小学館 2021)、(誠文堂新光社 2020)、『しらべよう!世界の料理』全7巻(図書館選定図書・ポプラ社 2017)。
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はじめまして
素敵なブログですね。
世界の料理のことが分かるブログはなかなか
無いと思いますので、すごく為になります。
ありがとうございます。
参考にさせていただきます。