リヨネル・レヴィ?フードフランス|マルセイユ
[ フランス料理 ]

フードフランス2007の第三弾
【表参道】アラン・デュカスのビストロ「ブノワ・東京」で開催中の"フードフランス 2007"の一環で開催された、マルセイユの1つ星レストラン「ユヌ・ターブル・オ・シュッド」のシェフ、リヨネル・レヴィ氏のフェア(ランチ)に出かけてきました。
写真は、前菜のひとつ、アーティチョークとグレープフルーツのココット。たっぷりのアーティチョークとモロッコのアルガンオイル、そして、グレープフルーツ、スパイスをミックスした、フレンチの常識をくつがえすような、何とも不思議な味わい...。店名「ユヌ・ターブル・オ・シュッド」=南のテーブルの名の通り、プロヴァンスの料理というよりは、北アフリカからの移民が多いマルセイユらしい料理といえそうです。




このココットがもっとも鮮烈だったのですが(笑)、他のお料理もひと皿、ひと皿に驚きがありました。
もうひとつの前菜、生姜、にんにく、柑橘類、オリーブオイルと合わせたスズキのタルタルにキャラメリゼしたアーモンドのクランブルをのせたスズキのクランブルに、牛の内臓を乗せたクロスティーニを添えた真鯛のポワレ、そして、不思議な食感がするデザートのウイキョウ(!)のタタンと、クミンが香ばしいエキゾチックなミルクプリンのようなキャラメル...。
デザートに使われそうな食材を食事に、食事に使われそうな食材をデザートに...と、リヨネル・レヴィ・シェフの独創性が光るコース料理でした。
ブノワ・東京
渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山 10F
Tel. 03-5468-0881
http://www.benoit-tokyo.com/
■営業時間:ランチ 11:30-14:30(LO)
カフェ ブノワ 11:30 - 22:00pm(LO)
ディナー 17:30 - 22:00(LO)
■定休日:無休

e-food.jp代表、郷土料理研究家、コラムニスト。主な著書:『見て、読んで楽しむ 世界の料理365日』(自由国民社 2024)、図鑑NEOまどあけずかん『せかいのりょうり』監修(小学館 2021)、(誠文堂新光社 2020)、『しらべよう!世界の料理』全7巻(図書館選定図書・ポプラ社 2017)。
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