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2006年04月08日

スウェーデン料理@ワールドカップ料理会・リポート

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「ワールドカップ料理会」の第5弾として、北欧の国・スウェーデン名物の"スモーガスボード"(スウェーデン式食べ放題料理)をレストランで楽しむ土曜日のランチ会を、赤坂のスウェーデン料理レストラン「ストックホルム」で開催しました。

本格的なスモーガスボードが食べられるお店は、日本ではここ「ストックホルム」だけ。ディナーのスモーガスボードは6500円+サービス料しますので、その半額以下のランチは、なかなかお得なんです。

それで、せっかくですので、なるべくスウェーデンの伝統的な様式にのっとって、スモーガスボードのお料理をいただくことにしました。

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スモーガスボードの主たる伝統的様式は、以下の通りだそうです。

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・皿の数が多ければ多いほどマナーが良いとされている。

・たくさんの料理を少しずつ味わっていくことが重要。
 (一度にたくさんの料理を取らずに、お皿には少しずつ盛りつけていき、テーブルとスモーガスボードを何度も往復する)

・まずはじめは、"シル"と呼ばれるニシン料理7種類を、ポテトと一緒に楽しむ。
 (スウェーデンでは”クネッケ”と呼ばれるライ麦のパンに、ニシンやチーズをのせて食べるのが好まれている)

・ニシン料理のあとは、新鮮で豊富な海の幸、続いて肉料理を、それぞれに合ったソースと一緒にいただく。

・その後は、ミートボール(チェットブラー)や、"ヤンソンの誘惑"という温かいお料理などをいただき、最後にチーズやデザートをいただく。
 (ただし"ヤンソンの誘惑"は冬場だけ。夏には、ざりがに料理などが登場することがある)

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お食事には、クネッケ(塩気の強い本場スタイル)や、自家製パンがつきます。ネーミングのインパクトが強い"ヤンソンの誘惑"は、残念ながらシーズンオフということでランチではいただけなかったのですが、新鮮なシーフードや、ソースのおいしい肉料理、いろいろなデザートなどをいただきながら、参加者のみなさんと、サッカーやお料理、海外旅行などの話に花を咲かせました。

さて、菜食主義を貫いてきた厳格な宗教家も、この料理の魅力には勝てなかったことから名づけられたという"ヤンソンの誘惑"(スウェーデン語で"ヤンソン・フレステルセ")。どんな料理か気になるでしょう?(笑) ここに基本のレシピを載せておきますので、興味のある方はチャレンジしてみてくださいね。

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ヤンソンの誘惑 レシピ♪

【材料】 4人分
じゃがいも大4こ、たまねぎ大1こ、バター10g、牛乳300cc、缶詰のアンチョビ50g、生クリーム1/3カップ、塩、コショウ少々、油

【作り方】
1.オーブンを200度程度にして予熱を置く。
2.たまねぎと、皮をむいたじゃがいもを細長くスライスして、軽く塩、コショウしながら油で炒めておく。
3.グラタン皿I(耐熱容器でもよい)にバターを塗り、2の半量を乗せ、その上にアンチョビを乗せる。
4.3に残りの半量を乗せる(このとき、アンチョビの缶詰に汁が残っていたらふりかけてもよい)。
5.4に牛乳をかけ、さらに生クリームをかける。
6.5にパン粉をふりかける。
7.200度のオーブンで30分?45分ほど焼いて出来上がり。

※オーブンのメーカーによって火力にクセがありますので、様子を見ながら、少し焦げ目がつくまで焼いてみてくださいね。




profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki

e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、調理師のためのハラール研修有識者会議委員(厚生労働省国庫補助事業)、全日本司厨士協会&WORLDCHEFS会員、世界の料理レシピ・ライブラリー&サロン運営。

雑誌記者等を経て、2000年に世界の料理 総合情報サイトe-food.jpを創設。エッセイスト、レシピ開発者、講師、シェフ等として活動。世界各地で取材した郷土料理の魅力を広め、食を通じた国際理解の啓蒙を目指す。

■著書:「世界の郷土料理事典」(誠文堂新光社 2020)
「日本的洋食」(中国語。健行文化 2019)
「日本の洋食~洋食から紐解く日本の歴史と文化」(ミネルヴァ書房 2018)
「しらべよう!世界の料理」全7巻(図書館選定図書 ポプラ社 2017)
「日本的洋食」(上記著書の中国語版。健行文化 2019)

プロフィール詳細

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コメント

ありがとう

  • ケイラ
  • 2007年01月22日 14:46

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