2006年06月09日

ヤンソンの誘惑 -レシピ|スウェーデン料理

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悩ましくも美味なる北欧の味

悩ましい名前が印象に残るスウェーデンを代表する料理、"ヤンソンの誘惑"(スウェーデン語で"ヤンソンズ・フレステルセ" Janssons Frestelse)の作り方をご紹介します。

"ヤンソンの誘惑"の名前の由来には諸説あるようです。日本では「菜食主義を貫いてきた厳格な宗教家ヤンソン氏も、この料理の魅力には勝てなかった」という説がwikipediaなどで紹介されていますが、原語で調べると、「1928年の同名のスウェーデン映画からとった」とか「今世紀初頭のグルメなオペラ歌手ペレ・ヤンソンの名前から取った」といった説も有力のようです。いずれにしても、"ヤンソンさん"はスウェーデンによくある姓で、19世紀末から20世紀の間に誕生した料理といえそう。

"ヤンソンの誘惑"は、スウェーデン生まれのホームセンター「IKEA(イケア)」内のレストランや、赤坂のスウェーデン料理レストラン「ストックホルム」のスモーガスボード(バイキング料理)でも見かけました(本来は冬のお料理だそう)。クリーミーなソースをかけてオーブンで焼くアンチョビとじゃがいもが、絶妙のおいしさですよ。

ヤンソンの誘惑 レシピ Janssons Frestelse

【材料】 4人分
じゃがいも大4こ、たまねぎ大1こ、バター10g、牛乳300cc、アンチョビ(あればスウェーデン製の香辛料漬けアンチョビが望ましい)50g、生クリーム1/3カップ、塩、コショウ少々、油

【作り方】
1.オーブンを200度程度にして予熱しておく。

2.たまねぎと、皮をむいたじゃがいもを細長くスライスして、軽く塩、コショウしながら油で炒めておく。

3.グラタン皿(耐熱容器でもよい)にバターを塗り、2の半量を乗せ、その上にアンチョビを乗せる。

4.3に残りの半量を乗せる。

5.4に牛乳をかけ、さらに生クリームをかける。

6.5にパン粉をふりかける。

7.200度のオーブンで30分-45分ほど焼いて出来上がり。

※オーブンのメーカーによって火力にクセがありますので、様子を見ながら、少し焦げ目がつくくらいまで焼いてみてくださいね。

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アンチョビに塩味がついているので、じゃがいもとたまねぎを炒めるときの塩は、ほんの少しでよいかと。"ヤンソンの誘惑"は、寒い国の冬の料理だけに、カロリーがけっこう高い料理。オイルは少なめ、少なめに、牛乳も低脂肪にするなど、工夫してみてくださいね。


profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki


e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、世界の料理レシピ・ミュージアム館長。2000年にサイト「世界の料理 総合情報サイトe-food.jp」を立ち上げ、以後、執筆、レシピ開発のほか、在日大使館や大使公邸などでの料理人、料理講師として活動。
プロフィール詳細
著作: 「しらべよう!世界の料理」全7巻 (ポプラ社 2017)

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