パックブン・ファイデン|タイ料理|レシピ
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タイ料理3分クッキング
表参道の「ナチュラルハウス」で安く売られていた千葉産の空芯菜を見つけ、昔、タイ人の友人に教わった「パックブン・ファイデン (タイの空芯菜炒め)」を作ってみました。
作り方は、基本の素材がそろっていれば、とってもカンタン。残業で帰宅が遅くなってもさくっと作れ、でも本格派の"タイ料理3分クッキング"です(笑)。
【材料(2人分)】
空芯菜(半束)、にんにく2かけ(スライスする)、サラダ油、ソイビーンペースト(タイ語で"タウチヨウ"。下左写真)、プリッキーヌ(タイのとうがらし。下右写真)1?3本(斜めにスライスする)、砂糖(好みで。きび砂糖などブラウン系がおすすめ)
【作り方】
1.空芯菜を洗い、茎を5cmくらいにちぎっていく。葉も食べやすい大きさにちぎる。
2.中華なべに油をしき、強火でにんにくとプリッキーヌを香りたつまで炒める。
3.2に空芯菜を入れてさらに炒め、ソイビーンペーストを小さじ1杯?1杯半程度を加減を見ながら加え、混ぜながら味付けする。
4.甘さがほしかったら、さらに砂糖を適量加え、空芯菜がしんなりする前に火を止めて、できあがり。
■材料の分量は、あくまでも目安です(タイ人はみんな量がアバウトなんですよね(笑)
■空芯菜は包丁で切らず、ちぎるのがタイ流。プリッキーヌは、冷凍品がタイ食材店等で売られているので、とうがらしをよく使う方は常備しておくと便利です(私は、大久保の「アジアスーパーストア」で購入しました)。なければ、タカの爪で代用。
プリッキーヌは、目に近づけないよう取扱いに注意してください。スライスしたものを手でさわって、石鹸でよく手を洗ったつもりでも刺激がまだ残るらしく、昨夜はコンタクトレンズを外すときに痛くて涙止まらず、目を腫らしました...。
■ソイビーンペーストは、塩辛い味噌をうすめたような調味料。こちらもタイ食材店で売られています。私は試したことがありませんが、なければ、辛味噌に少し塩を加えたり等で代用できるかと。
調味料として、好みでナンプラーやオイスターソースを加えることもあるようです。ただ、汁気が多すぎると、おいしくなくなってしまうので注意。
■屋台の定番料理ですから、強火でささっと作るのがコツです。
日本産の空芯菜は、タイ産に比べて茎が柔らかいのですが、それはそれで、しゃきっとした独特の食感が味わえますよ。また、空芯菜がないときは、"つるむらさき"で代用するといいと、あるプロのシェフがおっしゃっていました。
1品、おかずがほしいときなどにも試してみてくださいね。
e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、全日本司厨士協会会員 調理師。主な著書:図鑑NEOまどあけずかん「せかいのりょうり」監修(小学館 2021)、「世界の郷土料理事典」(誠文堂新光社 2020)。
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