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株式会社イーフード 会社概要

青木ゆり子 プロフィール


青木ゆり子


◆著作:
しらべよう!世界の料理 全7巻 (監修も)図書館選定図書(ポプラ社) 2017年
日本の洋食 ~洋食から紐解く日本の歴史と文化(ミネルヴァ書房) 2018年

◆アクティビティ:
メディア出演、仕事の実績
取材旅行記
活動報告

ごあいさつ: なぜ郷土料理なのか?|郷土料理の危機を救い、価値を見直したい|食は、人と人とが理解し合える最高のコミュニケーションツール|日本食を世界にアピール


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世界各地でプロから郷土料理の調理方法や食文化を学ぶ

世界各地を取材し、その道のプロから郷土料理を学んできました。

【efood.jp代表として】

およそ10年間、「ぴあ」等の雑誌記者として、ブロードウェイの演劇取材のため在住を含め頻繁に訪れていたニューヨークで各国料理の魅力に目覚め、企業のWEBディレクターを経て、2000年に「世界の料理 総合情報サイト e-food.jp」を創設。

以後、日本を含む世界の料理に関するさまざまなオリジナル・コンテンツをインターネットで発信。

「食で人々と幸せをつなぐ」ことをモットーに、国内外問わず、地域で愛されてきた郷土料理、歴史に裏打ちされた伝統食のすばらしさ、特に、知られざる国々・地域の、情報が埋もれがちな優れた食文化に光を当て、料理からその地域に暮らす人々への関心や交流を深めてもらう活動を行い、2019年に19年目を迎える。

【各国・郷土料理研究家として】

世界各地の旅先で出会った珍しくておいしい郷土料理に感激し、「あの味を忠実に再現して作り、本物を紹介したい!」という思いが嵩じて、郷土料理(ローカルフード)の研究を始める。

・ANAインターコンチネンタルホテル東京をメインに2014年よりおよそ3年間、調理を修業。技術とともに調理師免許を取得。

・国際的な環境のホテルの厨房で、世界60ヵ国の料理フェアや、外国人客向けの宗教食ハラール(イスラム教)やコーシャ(ユダヤ教)、またベジタリアン、ビーガン、グルテンフリー(ノングルテン)、アレルギー、HACCPなど、プロフェッショナルな食のインバウンド対応の現場に携わる。

・その経験から、独立行政法人・国際協力機構(JICA)横浜センターのレストラン等のメニュー・コンサルタント、公益社団法人 調理技能技術センターによる「調理師のためのハラール研修」 (厚生労働省国庫補助事業)委員などを委託される。

・全日本司厨士協会および世界司厨士協会連盟会員として、世界各地の優れたレストランで、地方色あふれる一流のおもてなしの食卓を取材。地元シェフらと交流し、その道のプロから学んだ郷土料理の調理方法や食文化、テーブルコーディネート等を業務に活用。

・国内外での食取材・体験をもとに、テレビCM、企業、レストラン等のための料理監修、レシピ開発などを行う。

・シェフとしては、 セルビア、ジョージア(グルジア)、クロアチア、ブルガリア、モザンビークなどの駐日大使館や大使公邸でのナショナル・デー等のレセプション、国際展示会でのVIP向けパーティーなどで、各国・郷土料理の調理(+テーブルコーディネート、食文化解説)を担当。

・日本の伝統食品を海外に紹介するため、安全性と品質の高さで定評のある「コーシャフード」のコーディネーター・スタッフとして、海外の食品展に毎年参加。

・以上のような活動を通して、食と外交で日本と海外の地域をご縁結びし、食文化の相互発展への尽力を目指す。

駐日大使館でシェフセルビア大使館
セルビア共和国大使館でのレセプションで、セルビア料理の調理、テーブルコーディネート、食文化解説を2015年より担当。

【コラムニスト・コメンテーター・講師として】

雑誌記者の前職を活かして、国内外の「郷土料理」や、食をめぐる旅の魅力を伝える記事を書籍、雑誌、ウェブ等のメディアにコラムを寄稿。

またテレビ局や大使館、自治体等から依頼を受けて番組出演(コメンテーター)、講演、司会を行っている。

東京を拠点に、47都道府県と、「日本と海外の食のつながり」を求めて奈良からローマまでのシルクロード地域、世界5大陸の多数の国々を訪問・再訪しながら、一眼レフカメラを片手に郷土料理のリアルな現場を取材。ブログフェイスブックツイッターインスタグラムなどで取材の模様等を報告。

アメリカ大使館
米国大使館主催の食文化講座にて、『My Japanese Table』の著者デブラ・サミュエルズさんと。

【その他の活動】

・国内外の郷土料理レシピ本コレクターとして、2017年4月にプライベート・ミュージアム「世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー」を開館。食文化・ワイン講座、料理教室などのイベントを開催。

・2002年から4年に1度の「ワールドカップ料理会」(FIFA W杯出場全32ヵ国の郷土料理を提供)、オリンピック開催年にIOC加盟全206ヵ国の「国旗弁当」制作など、国際イベントと連携した食から各国への理解を深める催しを開催。

・YouTubeのWEBチャンネル「世界のエスニックタウン Ethnic Neighborhoods」(英語・日本語字幕)をプロデュース。世界各地にあるエスニックタウンの食をめぐるドキュメンタリーフィルム・シリーズを配信中。映像から気軽に本物の文化に触れることで、食を通じた日本と世界の人々との友好の推進、また食による地域・街の活性化を提唱している。

★フィルム主演作品「ニューヨーク再発見」
 e-food.jp 15周年記念企画 (上映時間:約24分 制作:2015年)

e-food.jp 15years Anniversary

ギリシャ人街やムスリムタウン、超正統派ユダヤ教従の街、インド・シク教徒の寺院など、e-food.jp誕生のきっかけにもなった、世界のさまざまな食と文化が集うニューヨークのエスニックタウンを青木ゆり子がめぐる、ニューヨーク・ロケによるドキュメンタリーフィルム。映画監督またNHKワールド(国際放送)の番組"TOKYO EYE"などのディレクターとして活躍中の比呂啓さんによる作品で、「世界のエスニックタウン」シリーズのパイロット版でもあります。


株式会社イーフード 会社概要


◆運営組織
株式会社イーフード
(オフィス住所:東京都港区麻布十番|キッチンスタジオと、食文化講座や料理教室を開講する「世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー」を併設)

◆設立年
2007年

◆主な業務内容
 ・インターネットのサイト「世界の料理 総合情報サイト e-food.jp」の運営

 ・雑誌等メディアへの記事執筆、およびテレビ等の撮影用料理の調理、監修
 ・講演、料理講師
 ・レシピ開発
 ・レストラン・メニュー、経営等のコンサルタント、アドバイザー
 ・食イベント、ツアー企画
 ・パーティー等への各国・郷土料理シェフ&テーブルコーディネート、料理解説(紹介制)
 ・その他、各国・郷土料理の啓蒙、プロモーションに関する事業全般

主なお取引先実績

◆専属スタッフ
ながさおけいこ (管理栄養士・フードコーディネーター)
マイケル藤井 (ワイン開発事業部 部長)

【採用情報】 現在、求人は行っておりません。


ごあいさつ


e-food.jpのサイトがスタートしたのは2000年3月。 長年多くの方々に支えられて、おかげさまで2019年に19年目を迎えることができました。

サイト創設以来、これぞわがミッション!と勝手に考えているのは(笑)、

「各国地域の人々に長く愛されてきた郷土料理の魅力を広め、食で日本と世界を相互につなぎたい」

「視野を広げることで、日本の食文化のすばらしさを多くの人々に再発見してもらい、失われつつある地方色あふれる伝統料理を守りたい」

といったことです。 特に、欧米的な目線のメジャーな情報に埋もれてしまいがちな、知られざる優れた食文化をいとおしく感じ、正当に評価されてほしいと願っています。

日本ではとかく国内・海外と分けがちですが、このサイトを通して、客観的に見て日本は世界の一部であり、両者の文化はつねにつながってきたことを改めて思い出していただければ幸いです。

そして、各地の地方色豊かな伝統料理の情報をきちんと整理し、フィールドワークに基づいた、上質で正しく、わかりやすいオリジナル・コンテンツを愛情こめてお届けすることで、郷土料理ファンを増やしていければと思っています。

なおサイトでは便宜上、国ごとに分類していることもありますが、料理や文化は、国家のような政治的な区分よりも、「地方」を優先すべきであると考えます。

食文化を学び、語るには、食べもののことだけでなく、歴史や地理、宗教、民族性、社会などを総括的にふまえることが大切です。それは、たとえば太古から続くペルシア帝国やローマ帝国の影響など、現在形成されている国家の枠をいったん取り外して、地方ごとに考えた方が理解の深まる場合もあるからです。

映画「大統領の料理人」に感銘を受けて (なぜ郷土料理なのか?)

ところで、このようなサイトを運営していると、「なぜ郷土料理なの?」とよく聞かれます。

郷土料理は、栄養価計算などなかった時代から、その土地に暮らす人々が元気に暮らせるように、その土地ならではの食品や調理法で、栄養バランスよくおいしく食べてもらおうと各家庭で伝承されてきた「愛」のある食べ物です。

それに気づかされたのは、「大統領の料理人」というフランス映画に感銘を受けたことがきっかけでした。

この映画は、フランスのミッテラン大統領の専属料理人に抜擢された女性シェフの実話なのですが、彼女が得意としていたのが、まさにフランスの郷土料理。

一国のリーダーがこよなく愛し、パワーの源にしていたのはミシュランの三つ星レストランの料理ではなく、子どものころから食べてきた故郷のおふくろの味だったという事実に、えもいわれぬ魅力とポテンシャルを感じたのでした。

これと同様な日本の政治家のエピソードを聞いたこともあります。

また、ある国で日本大使館の晩餐会へお招きいただいたときにうかがった「大使館は、その国らしい最高の料理でゲストをもてなさなければならない」という大使のお言葉が、今も心に強く残っています。

『饗宴外交 ワインと料理で世界はまわる』という書籍も出版されていますが、晩餐会のメニューには意味があり、そこに込められたゲストへのおもてなし心は、外交を左右するツールにもなり得るもの。

ここでも、郷土料理が重要な役割を果たしてきたことに一種の畏敬の念をいだくのです。

郷土料理の危機を救い、価値を見直したい

しかし、伝統的な郷土料理は今、危機に瀕しています。

ハンバーガーに代表されるような、世界中のどこでも似た料理が手軽に食べられる一方、田舎町などに行くと、住民の高齢化と過疎化を目の当たりにして、地方色あふれる伝統食が失われてしまうのではないかと危惧する場面にたびたび出くわします。

これは日本に限ったことではありません。どうにかして、このすばらしい地方の食文化と、それを支えてきた人々を守り、助け、消滅の危機を救う役に立てないものだろうか。

一方、発展途上国の地方などで信仰を守りながら自然とともに慎ましく暮らす人々に出逢うと、私たちが経済発展の陰で忘れてしまった食生活の価値について考えさせられ、ハッとすることがあります。

たとえば、放し飼いにした鶏の卵や手作りの漬物、育った牧場がわかっている畜肉といった、流通の見える安全な食品。そして、限られた土地の食材でおいしく健康的な料理を作る工夫の見事さ...。

また、世界にはさまざまな土着の宗教がありますが、多くに共通しているのは、「食べものは人間の心身を作るものだから、大切に考えなさい」という教えです。イスラム教のハラールやユダヤ教のコーシャといった食戒律も、本質はそこにあります。

信仰はともあれ、そんな普遍的な生活の知恵というべき食の根本を、改めて見直してもいいのではないか。日本人だって、このような食への価値観をもともと大事にしてきたはずだから。

郷土料理に着目した理由には、そんな思いもあります。

食は、人と人とが理解し合える最高のコミュニケーションツール

さて、「どの国の料理が一番、好きですか?」というのもよく聞かれる質問です。これに対しては、私は「和食です」と答えています(笑)。

日本の郷土料理ってすばらしい! 日本人特有の鋭い味覚とおいしさへのこだわりは、もっと自信を持っていいに違いない...。

いろいろな料理を知って、あの国の料理を好きになったり、この国の料理に感激したりするのですが、それでも結局は、自分の生まれ育った故郷の料理が最高だなぁと思ってしまうのです。

それは、自分のアイデンティティを再認識する瞬間でもあります。

「故郷のおふくろの味が一番」。たいていのどんな人も同じことを思うのではないでしょうか。

「青い鳥」のチルチルとミチルや「オズの魔法使」のドロシーのように、遠く外の世界へ冒険に出て、視野や見聞を広めてからもとの場所に戻り、"わが家"ともいえる日本の食文化を、もっと深く知って、好きになりたい。

そして、日本の食文化の魅力を海外の人々に紹介したい。「食は、人と人とが理解し合える最高のコミュニケーションツール」のひとつであり、最高のおもてなしになり得るのだから。

中でも、お国自慢でもある郷土料理は、単においしいかどうかとは別次元で、言葉や信仰、習慣の違いを超えて人々と幸せをつなぐ最強アイテムなのではないか。今、世界の料理に関わる個人的な動機を突き詰めると、そんな思いがあります。

日本食を世界にアピール

ところで「世界の料理」というと、これまでは海外経験や外国料理の知識の豊富さだけがモノをいうと思われる傾向にありました。スタンプラリーのようにこんなにたくさんの国を旅した、料理を習ったといった誇示や模倣がインターネットにはあふれています。

しかし、再び東京でオリンピックが開催予定されるような時代に、そういうのはもう古いんじゃないか。今やその気になれば誰でも外国に行けるのだし、知識だけなら海外発信のリアルな情報をネット検索することもできるのだから。

「自分の国のことを知らずして世界を学ぶなかれ」と私はよくいうのですが、海外の食文化を学んだり紹介するだけでなく、まず地に足をつけて日本食についてきちんと理解し、世界の人々にアピールしていく姿勢もこれからは必要だと思うのです。

「e-food.jp」という.jpドメインには、"日本を発信地に、世界へ"といった想いを込めています。

2017年に「しらべよう!世界の料理」全7巻(ポプラ社)という本を出版したとき、第1巻の冒頭でまず日本の食文化を取り上げたのも、そんな気持ちを伝えたかったからでした。

誰もが大切にしていて、明日の糧となる元気をくれるソウルフード=「郷土料理」。

e-food.jpでは、食という万国共通の身近なキーワードを通じて、日本と世界の人々をインタラクティブにつなぐ社会貢献を、流行に左右されることなく、地道に末永く続けていきたいと考えています。

2019年1月 e-food.jp代表 青木ゆり子