2020東京オリンピック/パラリンピックを意識した厚労省の事業
5年前からの平成30年度から委員として関わらせていただいた調理技能技術センターによる厚生労働省国庫補助事業「調理師のためのハラール研修」の事業が、今年度をもって終了。先日、最後の有識者会議に出席させていただきました。
かつては「ハラールって何?」と思われる方も多く、調理の現場で戸惑う調理師さんや栄養士さんも多かったのですが、2020東京オリンピック/パラリンピックをはさんで、ずいぶん浸透したように思います。教本作成や研修会の講演など、イスラム教徒の食戒律であるハラールに対する国の指針事業に携わることができたのはとてもよい経験でした。
コロナ感染拡大に阻まれて研修会が何度も中止になったりしたため、志し半ばの気持ちもありますけれど、今後も2025大阪万博など国際的な行事は続きます。ハラールに限らず食の多様化への対応のお手伝いを続けていければと思っています。