メキシコ料理がすき!
トルティーヤを使った料理 ~タコスとエンチラーダの違い
トルティーヤを使った料理といえば「タコス」が有名ですが、ほかにも「エンチラーダ」、「ブリトー」、「ナチョス」、「ケサディーリャ」などと、いろいろとあります。タコスのバリエーションの多さとあいまって、どうやって区別するのだろうと思っていました。
そこで何人かのメキシコ人に聞いたことがありますが、人によって主張(?)がまちまちで、いまいち理解できないところがありました。
下に記したのは、アメリカ人著者による「The Book of Mexican Foods」という本による定義です。参考までに。
タコス(Tacos)
やわらかい、またはぱりっとしたトルティーヤに肉やソースを乗せて折り曲げたり、巻いたりしたもの。手で食べる。屋台の料理。
エンチラーダ(Enchiladas)
トルティーヤに具を巻いてソースをかけ焼いたもの。
ブリトー(Burritos)
やわらかいトルティーヤに具を巻いたもの(セブンイレブンで売っていますね)。
ナチョ(Nachos)
油で揚げたトルティーヤ・チップスの上にチーズとチリを乗せて焼 いたもの。
ケサディーリャ(Quesadillas)
トルティーヤにグリーンチリとチーズを乗せて折り曲げ、温めたもの。Quesoはスペイン語でチーズの意味。
トスターダ(Tostadas)
油で揚げた平らなトルティーヤの上に、豆や肉やレタスやチーズを乗せたもの(日本のメキシコ料理店のメニューには、しばしば「メキシカン・ピザ」という名称で登場します)。
※私見:トルティーヤを使った料理はまだまだありそうです。たとえば、「チミチャンガ」(トルティーヤに具をはさんで油で焼いたもの)。メキシコ版クレープのようなこの料理は、デザートにアレンジもできるようです。
→レシピ「チェリー・チミチャンガ」
著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki
e-food.jp代表、郷土料理研究家、コラムニスト。主な著書:『見て、読んで楽しむ 世界の料理365日』(自由国民社 2024)、図鑑NEOまどあけずかん『せかいのりょうり』監修(小学館 2021)、(誠文堂新光社 2020)、『しらべよう!世界の料理』全7巻(図書館選定図書・ポプラ社 2017)。
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