巨人の島サルデーニャの郷土料理を紹介
12月2日に駐日イタリア大使館で開催された「サルデーニャ州スルチス・イグレシエンテ地方振興夕食会」に参列させていただきました。
会場にはジャンルイジ・ベネデッティ駐日イタリア大使閣下をはじめ、日本のイタリア食品に関わる方々、そしてサルデーニャから今日のために来日した関係者の方々が集い、私もその一人と少しお話させていただきました。大阪万博を開催中の6月にイタリア館でサルデーニャの催しがあるとのことで、その事前PRの機会でもあったようです。
看板に掲げられた「巨人の島」とは、同島で発見されたモンテプラマの巨像を指します。
地中海に浮かぶサルデーニャ島は、イワシ(サーディン)がたくさんいた島ではなく、サルデーニャ島の周辺にいた魚をサーディンと呼ぶようになった、つまり魚より島の方が先だったという、とても古い歴史を持つ島。
島には22の地区があり、中には古代からほとんど手つかずのまま自然が残っている地域も。そして、ボッタルガ(からすみ)やアーティチョーク、フレッシュなペコリーノチーズ、ワインなど特色のある古来からの伝統食品がいろいろあります。
当日も、それらのサルデーニャの食材を使った郷土料理が振舞われました。メニューは以下の写真のようなもので、ボッタルガ、ペコリーノチーズ、アーティチョークのほか、サルデーニャ特有の薄焼きパン「パーネ・カラザウ」や揚げピッツァも、ちゃんと登場しました。
ワインはサルデーニャ産サンタディ・ワイナリーより、赤白が提供されました。
そして、デザートには「ジッポラ」(揚げパン)や、中東などのハルワを想像させるサルデーニャのヌガー「トッロンチーニ」も。一緒に提供されたのはエッセ・リクオーリのリキュール2種でした。
大勢のためにたくさんのおいしいサルデーニャ料理を提供してくださったシェフのお二人。参加者からはブラボー!の声が。来年の大阪万博での展示を今から楽しみにしています。