大阪・関西万博のイタリア館で7月12日までの1週間開催された、モリーゼ州の特集。それに併せて7月10日、東京のイタリア大使公邸で同州から来日された副知事やシェフ、音楽家を囲むレセプションが行われました。
万博で大人気のイタリア館ではイタリア18州を週ごとにピックアップし、パビリオン内のレストラン「イータリー」では各州の郷土料理が提供されます。
今回のモリーゼ特集のタイトルは「モリサクラ」。外は雷鳴轟くどしゃぶりの雨でしたが、レセプションでは優しげなジャンルイジ・ベネデッティ大使閣下らとともになごやかな雰囲気が流れていました。
イタリア半島のアドリア海側中南部にあるモリーゼ州は、人口約30万人と規模が小さく、イタリアの中でも大都市から行きにくい、あまり知られていない州でもあります。しかしその歴史に裏打ちされた食文化や音楽、工芸技術はとても魅力的です。
チーズ尽くしの珍しいモリーゼ料理&ワインには、たっぷりしたボリュームにイタリアの地方の食の豊かさを実感。もちろん味も最高でした。
最後はイタリア国歌で締め、万博記念のモリーゼ州のプレミアータ・フォンデリア・マリネッリ社の職人さんによるベル(万博で展示されているもの)のミニチュア提供も。
今回、機会をくださったイタリア大使館様に心から感謝するとともに、万博でのますますのご成功をお祈りしております。