ボルネオ島を食取材


ボルネオ島サラワク州の州都クチン、サバ州の州都コタキナバルで先住民料理の食取材をしました。

マレー語で猫(他にも諸説あり)の意味があるクチンは今回で2度目。

世界的な観光地ではありませんが、ほどほどの見どころ、ほどほどの観光客、ほどほどの賑わいで、地元の住民が優先されていているのが、いい感じ。そして実はマレーシアで唯一、ユネスコの食文化創造都市にも制定されている美食の街でもあり、私にとってはとても居心地のいい街です。

名物料理もいろいろあります。写真は「クエ・チャップ」。ビャンビャン麺的なモチモチの幅広麺と、肉骨茶のようなスープがあとを引きます。一番有名なのはラクサ・オブ・ラクサズこと「サラワク・ラクサ」です。

また現地ではサラワク文化村を訪ねました。ランチは、熱帯雨林の恵みと持続可能な食材に思いを馳せながら、さまざまな少数先住民の郷土料理を。村内にある各民族の家屋では、先住民の方々から直接、料理のお話を伺ってみました。

印象的だったのは、メラナウ族の料理「ウマイ Umai」。出来過ぎっぽい話ですが、刺身のような生魚の料理で、しかも彼らも日本語での意味をご存知でした。
ウマイはうまかった、と私のベタなダジャレに爆笑していただき、しばしメラナウ族の人々と食で国際交流(なのか?)を図ることができました。

またサバ州のコタキナバルで先住民料理も取材。危険も多い熱帯雨林の中で逞しく生きてきた人々の知恵と工夫に感銘を受けながら、栄養バランスの取れた伝統的な自然食のおいしさを堪能させていただきました。

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