バンデーラ
東京で唯一、ドミニカ料理とコーヒーを提供するお店
【閉店しました】カリブ海の国ドミニカ(共和国)料理のレストラン。ドミニカンスタイルバー&レストランとして2011年11月に銀座にオープンし、今年12月には、1階に店舗を拡張して改めてグランドオープンしました。
上写真はドミニカを代表する料理バンデーラ(スペイン語で”旗”の意味)。もともとはドミニカの国旗色を配したワンプレート料理で、こちらのお店では、日替わりの肉の煮込み、アロスブランコ(ドミニカの白ごはん)、野菜サラダを盛りつけがひと皿に盛られ、またアビチュエラ(インゲン豆の煮込み)が別皿で付いてきます。
バンデーラはランチにも食べられ、ドリンク(数種から選べます)、デザート付きで1000円ですので、お試しにはちょうどよく、お得かも。
これまでは、札幌にある「パ・ミ・カサ」が、日本で唯一のドミニカ料理店でした。東京にもドミニカ料理が食べられるお店ができてくれて、関東の住民としてはうれしい限り。札幌のお店は、ドミニカ直輸入のような(?)大盛りで素朴な感じの料理なのですが、こちら銀座は、フレンチの素養のある日本人シェフによる、洗練された盛り付け&味付けです。
- ラテンアメリカでおなじみの料理、エンパナーダ。前菜で登場。
- エンパナーダの中身。ひき肉がたっぷり。
- モンドンゴ(ハチノスのトマト煮込み)。イタリアのトリッパのような内臓煮込み。ドミニカ版はちょっぴりスパイシー。おいしい料理だ。
- グリーンバナナのフリット。カリブや西アフリカでポピュラーな料理。
- アビチュエラ(インゲン豆の煮込み)。バンデーラの付け合せ。
- ランチタイムのドミニカンサンドウイッチ。ハム、チーズ、トマト、アボカド、パラペーニョが入ったホットサンド。
- これが、アタベイコーヒー。カップもオリジナルだ。
- ドミニカ産ラム酒の数々。こちらも力を入れているそう。
- ラリマーという、カリブの海の色のような美しいドミニカ産の石。もともと産出量が少ない上、上質のものはさらに希少な宝石。同じビル内で購入可能だそう。
シェフはドミニカに魅せられて、本場ドミニカで料理を修業されたそうで、中にはドミニカ料理とフレンチを融合させたオリジナルメニューも。なお食材は、可能な限り有機無農薬栽培のものを使用しているとのことです。
そして、こちらに訪れたら見逃せないのが、ドミニカ産の最高級コーヒー、アタベイ(Atabey)。こちらも無農薬栽培のコーヒーで、ていねいにハンドドリップで淹れ、深煎り、浅煎りから選べます。すっきりとしていて、ストレートで飲むのがおいしいコーヒーです。
ランチタイムにはセットで他のドリンクも選べますが、上記のような理由で、アタベイのホットコーヒーがおすすめ(笑)。
お店の旧名は「アトリエ・マロカフェ」。マロという名前の由来が気になってお店の方にうかがったところ、オーナーの親族のひとりがあの綾小路きみまろさんだそうで、お店にも時々いらっしゃるとか。2度目にランチタイムにうかがったときには、店内にきみまろさんからの開店祝いの花輪が飾られていました。
ドミニカ料理やコーヒーに加えて、ラム酒好き垂涎のドミニカ産の珍しいラム酒がそろうほか、ドミニカ生まれの陽気なダンスミュージックメレンゲのメロディーが流れ、また、週末は踊り好きなドミニカ人女性スタッフも加わって、雰囲気も満点。銀座の片隅でおいしいコーヒーとカリビアンな気分をぜひ味わってみてください。
※ディナーでドミニカ料理づくしのコースを食べたいときは、事前(1日以上前)に人数を告げて予約することをおすすめします。
→ドミニカ料理について詳細
(同じカリブ海にドミニカ国という別国がありますので、お間違いなく)。
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