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ニューヨークのホットドッグ

Daily Newsアメリカ生まれの「ホットドッグ」。名前のいわれについては、最初に犬肉を使用していると宣伝したとか、いろいろと説があるようです。発祥の地についても諸説があります。

一説には、ニューヨーク近郊にある遊園地、コニーアイランドから生まれたのだそう。

東京でいえば浅草の「花やしき」に通じるような、B級センスあふれるこの古い遊園地は、残念ながら最近、取り壊されたと聞きました。 1920年代製の木製のジェットコースターや見世物小屋が、最近まで現役で営業していたところです。

で、地下鉄の終点であるこの遊園地の近くに遊園地の客を見こんだ 「Nathan's Famous」というホットドッグ・スタンドがあります(毎年、日本人が優勝している、ホットドッグの大食い大会で近ごろは有名になりましたね)。

1916年創業のこの店が、ホットドッグの発祥の地だというのです。昔、行ったことがありますが、スタンドという名前の通りオープンな作りの店で、昔ながらの看板や 木のテーブルがいい味を出していました。


地元紙NY Daily Newsのホットドッグ特集。ニューヨークっ子の故郷の味?

「Nathan's」は、今ではファーストフード店としてニューヨークのあちこちに支店を出しており、最近は日本に支店を出すようにもなりましたが、ニューヨークにはほかにも、街中のあちこちにホットドッグ屋があります。

まず、マンハッタンの通りの四辻に必ずといっていいほど出店している、ホットドッグの屋台。ニューヨークに旅行したことのある人なら、きっと一度は目にしているでしょう。屋台によって多少値段が違っていて、たとえばメトロポリタン美術館の近くなど人の集まるところでは若干高いそう。平均すると1本1ドルくらい(1999年現在)です。

「Gray's Papaya」(ブロードウェイと72丁目の角、ほか)という、ホットドッグの激安店もあります。こちらは何と1本50セント(1999年当時)。生のトロピカル・ジュースの種類も充実しています。

パパイヤの酵素で肉の消化をよくするというわけなのでしょうか、昔から絶大な人気がある様子。あのレストランガイドの「ザガット・サーヴェイ」にも載っていて(同書のニューヨーク編には「ホットドッグ店」のカテゴリーまであるんです!)、けっこういい得点を稼いでいたりします。

ニューヨークのホットドッグ・スタンドは、ドイツ系移民が持ちこんだものらしいですね。「Gray's Papaya」より先に創業した、「Papaya King's」というホットドッグ・スタンドは、ドイツ系移民の多いアッパーイーストサイドの「ヨークヴィル」地区に近い59丁目と3番街に店を構えています(ちなみにニューヨークには、「Original Papaya」、「Papaya World」、「Papaya Paradise」などなど、同店の亜流(?)がたくさんあります)。

ホットドッグはたぶん、ニューヨークで一番安上がりな外食でしょう。そして、日本のホットドッグより確実においしいんです(どんなに安くても、ビーフのソーセージを使っているせいでしょうか)。パンの中身は、ゆでた、または焼いたソーセージ、店によっては酢漬けのキャベツなどをつけてくれます。それに、ケチャップやマスタードをつけて食べるわけです。

ジャンクフードの代表格といってしまえばそれまでだけれど、食材や製造法にうるさいユダヤ教徒専用のホットドッグ店まであるから驚き。コッシャーミール(ユダヤ教の教義で家畜を解体、調理した食品)として販売しているのです。

これはユダヤ教徒でなくても買えるし、やはり安くておいしいんですよ。メーシーズ・デパートの近くにある「Leo's Famous」という店が有名(今は移転したようですが...)。

私はホットドッグというと、ニューヨークの街角を思い出します。ニューヨークっ子の故郷の味なのかもしれませんね。(by ゆ)


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