6/23 コーシャフードの基礎・体験講座 ~ヘルシーなユダヤ伝統料理&ワインの宴とともに(女性限定)

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ユダヤ教徒の食べ物コーシャフードを体感しよう

聖職者によって清浄かつ安心と認められた食品として、イスラム教のハラールフードと並んで国際会議や世界規模のイベントの場にも欠かせない、ユダヤ教のコーシャ(Kosher)フード。

もともとは、東京オリンピックを見据えた、世界に通用するおもてなし心をコミュニケーション能力を身に付ける”宗教×食シリーズ”の一環として開催したコーシャフード基礎・体験講座ですが、「コーシャフードやユダヤ教のことを知りたい」という声を引き続き多くいただいているため、別枠で定期開催することになりました。

毎回ちょっとしたテーマに沿って、さまざまな角度からコーシャフードを体感していただければと思います。

今回はラビであるビンヨミン・エデリさん夫人で、大森ハバッドハウスのキッチンの担い手でもあるエフラット・エデリさんに講義をしていただきます。料理レシピのこと、健康的な食事のこと、ユダヤ女性のことなど、いろいろなお話をご期待ください。

※今回は女性講師のため、ユダヤ教の戒律により参加者は女性に限らせていただきます。ご了承ください。男性の方はおそれいりますが、次回以降の開催までお待ちくださいませ。

講義は英語ですが、日本語通訳が付きます。そして講義のあとは、おまちかねのヘルシーなユダヤ伝統料理&ワインの宴(もちろんすべてコーシャフード)。前回はエフラットさんご自慢のデザート”シナモンロール”も好評でした。

ユダヤ教についての質問も大歓迎。もちろんラビのビンヨミンさんご本人もいらっしゃいます。子供たちを含めたご家族と一緒に、アットホームな雰囲気をお楽しみください。

■日時: 6月23日 (月) 19:00~22:00頃

■料金: お一人様5,500円 
(e-food.jpのメールマガジン会員、またはe-food.jpのFacebookページに「いいね」を押してくださっている方は5000円に割引いたします)
コーシャのユダヤ伝統料理&ワイン付き

■会場:ハバッドハウス (大田区大森。詳細はご参加者に通知いたします)

■定員:25名様程度

■お申し込み: メール efoodjp01@gmail.com までお名前と連絡先、参加人数を添えて
(恐れ入りますが半角に打ち直してご使用ください)

フェイスブックをされている方は、フェイスブックページのイベント告知ページからもお申し込みできます。

※当日の予定メニュー:肉料理または魚料理、野菜・豆料理各種、焼きたての自家製ユダヤパン、デザート計10種以上。ワイン、日本酒各種(すべてコーシャ)。

※この講座は、コーシャフード初心者のための入門・体験版として想定しています。もちろん宗教勧誘や布教活動等は一切ありませんのでご安心ください(笑)。

※上写真のコーシャフードはイメージです。

■コーシャフードについて■

コーシャフードは国際会議等のほか、国際線フライトの機内食にも必ず用意されている食品。欧米などでは、非常に厳しい基準をクリアし、認証後も抜き打ち検査で品質を管理された、安心して食べられる自然食品として信頼が定着しています。ユダヤ教徒以外にも宗教の垣根をこえて、オーガニック認証食品とともに食べものや健康に気遣う人々に幅広く支持されており、コーシャ認証マークがついた商品は売り上げが倍増するといわれているほどです。

ハラールとの大きな違いのひとつは、コーシャはお酒が禁忌ではないこと。そのため、たとえば、フランスのワインはその多くのメーカーがコーシャ認証マークをつけたことで、高級品として世界に市場を広めることができたといわれています。またゴディバのチョコレートなど、世界的な高級食品メーカーの多くの商品にもコーシャ認証マークがついています。

最近は、日本酒をはじめコーシャ認証された日本食品も少しずつ増え、高品質の「お墨付き」で日本食品を海外に売り込む際の大きなステータスになっています。

2014年1月には、テレビ東京の番組「カンブリア宮殿」で、山口県の旭酒造の純米大吟醸酒「獺祭(だっさい)」の世界進出成功に、ビンヨミンさんによるコーシャ認証が大きな足掛かりになったことが紹介されました。「獺祭」は現在、国内外ともに入手困難の人気で、安倍総理が先日、来日したオバマ大統領にプレゼントしたことでも話題に。

http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/20140116.html
カンブリア宮殿の記事

http://asahishuzo.exblog.jp/
山口県旭酒造次期4代目・桜井一宏さんによる「獺祭日記」の記事

また、同年5月にはテレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」の特集”食のバリアをなくせ”にビンヨミンさんが出演し、コーシャフードを紹介しました。

■プロフィール■

エフラット・エデリさん
ラビのビンヤミン・エデリ夫人。アメリカ・ニューヨークのブルックリン生まれ。母方はモロッコ系、父方はスイス系ユダヤ人。もともとは高校の数学教師で、15年前にラビのビンヨミンさんと結婚してすぐに来日。ラビの仕事を支える傍らで、都内で現在6男2女の子どもたちを育てる母でもある。

ビンヨミン・エデリさん
1976年8月21日イスラエル生まれ。ユダヤ教の超正統派ハシディズム派のラビ。恩師ツィク・ズィムロニー氏より「日本の役立つことをしに行きなさい」という命を受け、1999年に来日。

以後、在日ユダヤ教徒に心のより所を提供する一方で、東日本大震災の際には、教会の建物を購入するための資金を投げ打ち、連日、被災地に赴いて日本の被災者への炊き出しなどの献身的なボランティア活動を行って、宮城県岩沼市より感謝状を贈られる。

2013年、日本での長年の奉仕活動が認められて、日本政府より永住権が与えられる。

■コーシャ・ジャパン  Kosher Japan■

ビンヨミンさんがチーフスーパーバイザーを務めるコーシャ認証機関。アメリカやイスラエル、フランス、イギリスなどのコーシャを扱う商社から、日本食品のコーシャの確認要請やコーシャ認証の依頼が来るようになったことをきっかけに、日本の食品産業をサポートし、優れた日本の食品を広く世界に紹介するために1999年12月設立。

コーシャ・ジャパンがこれまでにコーシャ認証した日本の商品(企業名)は、獺祭(旭酒造・日本酒)のほか、南部美人(日本酒)、小黒酒造(日本酒)、和田万(ごま専門メーカー)、古賀製茶本舗、川合海苔店、田中貴金属、秋田今野(種麹・総合微生物スターターメーカー)など。

その他、味噌やしょうゆ、かつお節、昆布、葛、そば、そうめん、わさびを生産。またペニンシュラやリッツカールトン、ヒルトン等のホテル、国内外のエアラインにコーシャ食品を供給している。

なお、コーシャ認証マークには、認証したラビの名前を併記することがあり、アメリカなどでは、そのラビの信頼度で売り上げが変わるとも。ビンヨミンさんは戒律の厳しい宗派に属しているため、認証の基準も厳しい部類とされる。

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