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南インド旅行記(2004年)2 トリヴァンドラム

南インド旅行記

インテリジェントなケララ州の州都

トリヴァンドラムはケララ州の州都。大きな町ではなく、観光的な見どころも特にありませんが、シンガポールからはシルクエアーが週3便、就航しています。

インド政府の方針で、ボンベイがムンバイ、マドラスがチェンナイと呼び名が変えられたように、トリヴァンドラムも正式名はThiruvananthapuram =ティルヴァナンタプラム。うーん覚えられない(汗) 。

この街に降り立つ多くの人は、コバラムやコモリン岬など、他の観光地への通過点にしているのでしょう。州都だけに、交通の要所というわけです。

右写真は、トリヴァンドラムの数少ない名所のひとつ"インディアン・コーヒー・ハウス"。チェーン店なのだそうです。らせん状階段が連なる円形の建物と、南インド特有の赤土を連想させる壁の色が、ひときわ目立ちます。

ちなみに南インドでは、チャイよりもコーヒーの方が好まれるようで、ケララも、アラビカ種やロブスタ種などの良質のコーヒーの産地。だからコーヒーがおいしいんです(ちなみに、かのニルギリ茶の産地も、ケララ州周辺)。

ほかに見どころといえば、ちょっと大きめのヒンドゥー寺院(下左写真)くらい。インドの片田舎の都市という感じなのですが、世界的な観光地よりも、こんな普通の街を歩いた方が、そこに暮らす人の素顔が見られておもしろいと思うのは、私だけでしょうか。

トリヴァンドラムは、公共施設が古めかしいものの、インドの大都市のような喧騒もなく、ゴミもそれほど落ちてなかったりと秩序があるようで、居心地はなかなかよかったです。<


トリヴァンドラムのヒンドゥー寺院
Wild Palmsワイルド・パームズ・ゲストハウス

トリヴァンドラムで宿泊したのは、"ワイルド・パームズ・ゲストハウス"というところでした。青々として大きな椰子の木(ワイルドパーム)に囲まれた、クラシックなコロニアル風のステキな宿。食事もいただけます。オーナーはロンドンで成功されたインド人の方。ネット予約が可能で、事前にお願いして、空港まで迎えにきていただき、助かりました。

バス停トリヴァンドラムで意外だったのは、大学や専門学校が多いことでした。
インド伝承医学を学ぶ、その名もアーユルヴェーダ大学(ケララ州はアーユルヴェーダの発祥地なのです!)をはじめ、コンピュータ、政治経済などジャンルもいろいろ。

ケララの土地の言語はマラヤラム語ですが、マイナーな言語なので、多くの人が英語も話せます。識字率はインドでナンバーワンの95%と、実はたいそうインテリな州なのでありました。州内には、新聞社や出版社の集まる、コタヤムという街もあります。< しかし、インテリだからといって、必ずしも豊かではない矛盾があるようで、中東方面への出稼ぎも多いといいます(トリヴァンドラムの空港は、マスカット(オマーン)など、中東行きのフライトがけっこう就航していました)。 私が出会った料理の先生のひとりも、経済学部出なのに、他に職がないから、旅行者向けの料理教室で生計を立てていると話しておられましたっけ。で、その結果、ケララ州では、インド共産党が勢力を持つようになったのだそうです。そのせいか、豊かでないといっても、街中に物乞いはほとんどおらず、代わりに、赤旗やチェ・ゲバラの肖像画を実によく見かけました。

南インド旅行記
「コバラムビーチ~アーユルヴェーダ・マッサージを体験」に続きます。

Yurico AOKI
青木 ゆり子

e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、料理&旅行コラムニスト、「世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー」館長、内閣府認定 公益社団法人 全日本司厨士協会会員、世界司厨士協会連盟会員。

雑誌記者、企業のWEBディレクターを経て2000年にサイト世界の料理 総合情報サイトe-food.jpを創設。以後、執筆、講師、レシピ開発、在日大使館や大使公邸でのシェフなどを通し、国内外の郷土料理に秘められた魅力を広め、おいしい食べもので日本と世界を相互につなぐ社会貢献を目指して活動。

著作:「しらべよう!世界の料理」全7巻(図書館選定図書 ポプラ社 2017)
「日本の洋食 ~洋食から紐解く日本の歴史と文化」(ミネルヴァ書房 2018)

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