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南インド旅行記(2004年)6 コーチン

南インド旅行記

南インドの市場を探訪

チャイニーズフィッシングネット
鶏の品種・名古屋コーチンとはまったく関係のないと思いきや、実は深く関係している(※)インドのコーチンは、ケララ州の海岸にある、異国情緒あふれる街。

街には、インド最古のキリスト教教会をはじめ、500年前のポルトガル人の家、中国人が伝えたチャイニーズフィッシングネット(左写真)、今も人が暮らす古いユダヤ人街があり、インドと、ヨーロッパ、中東の交易の歴史に旅情をかきたてられます。

チャイニーズフィッシングネットの周辺では、魚を調理して食べさせてくれる食堂が並んでいます。寄生虫が…という心配も頭をかすめたのですが、この眺めを背景にして何としようと、食べてしまいました。結局、何ともなかったです(笑)。

魚の食堂
とれたての魚を食べさせてくれる食堂

古いユダヤ人街が今も残る
バナナ
どこまで行ってもバナナ屋さん!
八百屋さん
思わずおじさん、ポーズ

コーチンはケララ州の中でも大きな街なので、市場が充実しています。そこで、朝のうちに市場に出掛けてみることにしました。

市場にいるのは、地元の人ばかり。「珍しいのがきた」とばかり、日本人の私たちは完全にパンダ状態でしたが、人々が好意に満ちていたのと、英語が通じたので、不快な思いをすることはありませんでした。

市場で一番、目を引いたのは、バナナの種類と数。ワンストリートがすべてバナナ屋さんというエリアもありました。"ケララ"には現地語でバナナの意味があるそうで、まさにバナナの州というわけです。

鮮やかに彩られた、たくさんの新鮮な野菜や果物…。そして、うず高く詰まれた、南インド料理に欠かせないカレーリーフなどのハーブ。見ているだけで豊かな気持ちになれました。

コーチンの市場

ココナッツ魚屋さん1 働く人々
チリ赤米にがうり
パスタカレーリーフキッチン用品

コーチンは、トリヴァンドラム以上に洗練された都市なので、デパートなどでショッピングを楽しむことができました。
サリーの布中でも印象的だった買い物は、南インド特有の美しい文様が描かれた、サリーの布。着る機会はないような気がしますが、お部屋のアクセントに使っています。

※名古屋コーチンの名称は、インドを原産とし、中国経由で名古屋に伝わった鶏から由来するそうです。

南インド旅行記
「エピローグ」に続きます。

Yurico AOKI
青木 ゆり子

e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、料理&旅行コラムニスト、「世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー」館長、内閣府認定 公益社団法人 全日本司厨士協会会員、世界司厨士協会連盟会員。

雑誌記者、企業のWEBディレクターを経て2000年にサイト世界の料理 総合情報サイトe-food.jpを創設。以後、執筆、講師、レシピ開発、在日大使館や大使公邸でのシェフなどを通し、国内外の郷土料理に秘められた魅力を広め、おいしい食べもので日本と世界を相互につなぐ社会貢献を目指して活動。

著作:「しらべよう!世界の料理」全7巻(図書館選定図書 ポプラ社 2017)
「日本の洋食 ~洋食から紐解く日本の歴史と文化」(ミネルヴァ書房 2018)

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