日本の郷土料理を訪ねる旅 かきの土手鍋|広島県・広島 昔、安芸郡矢野町に住んでいた土手吉助というかきの行商人が、大阪に商売に出かけて鍋物を作り、好評を博したのが始まりといわれる「かきの土手鍋」は、広島が生んだかき料理の代表格。もともとは赤みそを鍋のまわりに土手のように塗って、かきのむき身と白菜、ごぼう、しいたけなどの野菜、豆腐を煮込んだ料理で、寒い日に食べるとホカホカと体が温まる、広島の冬に欠かせない鍋物でもあります。 2014.03.30 日本の郷土料理を訪ねる旅広島県中国地方の郷土料理
日本の郷土料理を訪ねる旅 いかなごのくぎ煮|兵庫県・神戸 兵庫県神戸市の垂水漁港が発祥といわれる「いかなごのくぎ煮」は、東日本で稚魚を"こうなご"と呼ぶ小魚のシンコ(当歳魚)を、しょうゆやみりん、砂糖、生姜などで煮込んだ佃煮の一種。煮上がったいかなごが曲がって、錆びたくぎに似ていることから、この名がつきました。 2014.03.20 日本の郷土料理を訪ねる旅兵庫県近畿地方の郷土料理
山形県 どんがら汁|山形県・庄内地方 厳寒の日本海の荒波にもまれた、脂の乗ったタラをぶつ切りにし、とうふや野菜と一緒にみそ味風味で煮た「どんがら汁(寒ダラ汁、タラ汁とも)」は、漁師鍋がもとになった、山形県庄内地方の冬の風物詩でもある名物料理。どんがらとは、タラの頭やヒレ、肝、しらこといったアラのことで、身よりもアラが主役の料理です。 2014.01.28 山形県日本の郷土料理を訪ねる旅東北地方の郷土料理
日本の郷土料理を訪ねる旅 ぶり大根|富山県・氷見 最高の寒ぶりを使ったぶり大根を求めて、富山県の氷見へ行ってきました。氷見は、3000メートル級の立山連峰から流れ込む、「天然のいけす」とも呼ばれる富山湾の代表的な漁港の町。氷見の寒ぶりは、そのおいしさから全国ブランドにもなっています。 2014.01.24 日本の郷土料理を訪ねる旅富山県中部地方の郷土料理
日本の郷土料理を訪ねる旅 いわし料理|千葉県・九十九里町 九十九里浜のいわし漁の拠点ともいえるのが、九十九里浜の中心地・九十九里町にある片貝漁港。冬が旬のセグロを求めて、九十九里浜の中心地である、九十九里町に行ってきました。 2014.01.23 日本の郷土料理を訪ねる旅千葉県関東地方の郷土料理
茨城県 あんこう鍋|茨城県・大洗 荒波寄せる太平洋に面した、茨城県大洗町。その太平洋の海底深くに棲むあんこうは、大洗や近郊の水戸の冬の味覚として知られ、あんこう鍋や、海のフォアグラとも呼ばれる「あんきも」が県内の料亭、割烹などに出回ります。 2014.01.16 茨城県日本の郷土料理を訪ねる旅関東地方の郷土料理
日本の郷土料理を訪ねる旅 深川丼|東京都・江東区 あさりのむき身とねぎを味噌で煮込み、どんぶり飯にかけて食べる「深川丼」は、東京の下町・深川が生んだ、江戸前の貝を利用した漁民料理。昔はあさりではなくバカ貝のむき身を使い、屋台で売られる下層階級の食べ物とめされていたそうです。 2013.12.10 日本の郷土料理を訪ねる旅東京都関東地方の郷土料理
日本の郷土料理を訪ねる旅 いかすみ汁|沖縄県 漢方では婦人病や貧血、心臓の痛みなどによいとされるいか(アオリイカ)の墨と、かつおだしを使って作る「いかすみ汁(いか汁)」はもともと、クスイムン(薬もの=薬になる食べ物)という、中国の医食同源に相当する沖縄の薬膳料理のひとつです。 2013.12.02 日本の郷土料理を訪ねる旅沖縄の郷土料理
日本の郷土料理を訪ねる旅 うなぎの蒲焼き|静岡県・浜松 うなぎの背中を開いて蒸してから焼く関東風と、腹から開いて直火で焼く関西風のうなぎの調理法の境界線は、静岡の浜松あたりだといわれています。調理法には人それぞれに好みがあるにせよ、浜松といえば浜名湖のお膝元。うなぎの町でもあり、うなぎ屋さんが多いのもよく知られた通りです。 2013.11.25 日本の郷土料理を訪ねる旅静岡県中部地方の郷土料理