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須古寿し|佐賀県・白石町

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ムツゴロウの蒲焼きも入った、伝統あるお寿司

佐賀藩(肥前藩)の藩主・鍋島家の家老でもあった須古氏の領地で、現在の佐賀県杵島郡白石町の須古地区に伝わる郷土料理。浅い木箱に押し詰めたすし飯に、町内の一部が面した有明海でとれたムツゴロウの蒲焼きや、でんぷ、錦糸たまご、かまぼこ、しいたけの煮つけなどの具を盛り付けた素朴なお寿司で、善政を行った領主・須古氏への領民からの献上品だっという歴史があるそうです。その伝統は何と500年以上!現在も地元おお祝いなどの席に出されて、受け継がれています。

さて、本場の須古寿しを求めて降り立ったのは、JR長崎本線の沿線にある肥前白石駅。特急が止まらず、電車の本数の少ないよそからの旅行者には行きにくい町。しかも須古寿し自体、佐賀県全体でも決してメジャーな食べ物ではなく、店頭販売しているのは、おそらく白石町の限られた地域だけ。いくら調べても売っている場所の情報がよくわからず、事前にあちこち電話をかけて教えていただいた次第です。

農水省の郷土料理百選の味を求めて日本全国をまわってきましたが、ゲットする難易度の高さは、おそらくナンバーワンのひとつ。それだけに、教えてもらった地元のマーケットで「在庫あり」の連絡をいただいたときのうれしさといったらありませんでした。

もっとも、車を走らせて須古地区に行けば、いくつかの須古寿司の仕出し屋さんがあるようで、こんな苦労はしなくてもすんだのかもしれませんが…。須古地区のお店では、それぞれの味やスタイルを打ち出しているそうです。

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お弁当サイズの須古寿司のふたを開けると、色合い美しく盛りつけられた具の中に、ちょっとですが貴重なムツゴロウの蒲焼きも入っていました。蒲焼きの味は(九州らしく?)びっくりするほど甘く、おまけに酢飯も何だか甘い…。白石町は佐賀県随一の米の産地でもあり、駅の周辺にも田んぼが広がっていましたが、須古寿しのお弁当に使われているもち米を混ぜたごはんも地元産だそうで、味付けは独特ですが、おいしくいただくことができました。

販売されているものはお弁当スタイルで、2つに四角く切り分けられていますが、本来は、その真四角のお寿司のひとつひとつが田んぼを表し、また中央の黄色い錦糸たまごは、小さな水田それぞれに映る”田毎の月”を表しているものなのだそうです。

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白石の広報誌には、小中学校で須古寿司の料理教室の報告も。ちなみに白石町のゆるキャラ「しろいしみのり」ちゃんは、今年のゆるキャラグランプリに出場するそう。あいにく須古寿しは出てきませんが、町の特産品を紹介する動画がyoutubeにアップされています。

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