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瀬田しじみ|滋賀県・大津

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琵琶湖の恵みのおいしいだし

お味噌汁の具の定番でもある、しじみ。しかし東京では、しじみの身がおいしくないので、しじみ=だしを取るための貝だとずっと思っていました。その思い込みが解けたのは、島根県の松江で宍道湖の身の大きなヤマトしじみを食べて以来です。宍道湖のしじみは実がおいしい上に、もちろん、いいだしも出るのですが、今回、大津で「だ、だしが、こんなにおいしいとは…」と、さらなる衝撃を受けたしじみに出会いました。

それが、瀬田しじみ。琵琶湖や琵琶湖に流れこむ瀬田川でとれたという、琵琶湖固有のしじみです。身は小さいながらも、もちろん食べてもグッド。

出会ったお店は、まさに瀬田川の琵琶湖への河口近く、唐橋のふもとにある「うおい」さん。うなぎなど琵琶湖の恵みを提供する、地元の観光案内所でおすすめされた老舗のお食事処だったのですが、瀬田しじみは、うなぎ以上に偶然の出会いでした。

「砂をしっかりと抜いた瀬田しじみは、季節により生のものをお出ししたり、5月から8月までの禁漁時期は冷凍のものをお出ししていますが、実は冷凍したしじみも、だしが凝縮していておいしいんですよ」と語るのは、「うおい」の女将で、「ふなずし」の記事で紹介した”ふなっぺぇ”などのアイデア商品を考案した井上麗子さん。希望があれば漁師の船を出して、琵琶湖独特の漁法である「えり漁」の見学もさせてくださるという、琵琶湖への思い入れがことのほか感じられる方です。

残念ながら瀬田しじみは、近年の瀬田川の河岸工事などで収穫高が激減し、地元以外では、京都の料亭くらいしか食べられるところがなくなっているといいます。まさに、地元に行かないとほぼ食べられない、幻の名物となりつつある次第。

「うおい」さんでは、11月下旬からは、昔ながらの網漁で仕留めた、琵琶湖の冬の渡り鳥・真鴨の鍋料理も提供しているそう。鴨鍋は、ふなずしと並ぶ琵琶湖ならではの名物料理で、ふなずしとともに農水省の郷土料理百選の滋賀県代表に選ばれている一品です。えり漁の見学体験とともに、琵琶湖の冬の味覚を味わいにまた大津を訪ねてみたいと思っています。

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