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おっきりこみ|群馬県

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新田氏ゆかりの上州名物

山梨県のほうとうとよく似た、「上州ほうとう」、「煮ぼうとう」などとも呼ばれる群馬県の郷土料理。山梨のほうとうが武田信玄の陣中食だといわれるなら、群馬県のおっきりこみ(おきりこみ)は、鎌倉幕府を滅亡させた新田義貞の祖である新田義重にゆかりのある食べ物で、義重が京都の宮中からもたらしたといういい伝えがあるそう。

山梨のほうとうとの主な違いは、味噌ではなく醤油を味付けに使うことや、麺の下ゆでをしないことなどです。

というわけで、本場のおっきりこみを求めて、群馬県太田市にある”豪族料理の店”と冠した「新田乃庄」さんへ行ってきました。東武桐生線の治良門橋(じろえんばし)駅から徒歩10分ほど。群馬県内におっきりこみを食べさせるお店は数々あれど、こちらの本店は、新田義重の館である寺尾城趾に平安朝の豪族の邸を模して再建したという、まさに”筋金入り”のお店です。

ただし、本店は基本的に休日のお昼しかオープンしていませんので、囲炉裏端で雰囲気たっぷりにおっきりこみを食べたいときは、営業時間にご注意ください。時間が取れないときは、向かいにあるもっと広い「新田乃庄 寒山亭」で食べることができます。こちらも竹林の裏庭がステキです。

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お店のベーシックなおっきりこみのメニューは、醤油味の「切り込み煮ぼうとう」。他に味噌味やカレー味のほか、鴨肉や湯葉、きのこなど具の種類も豊富でした。麺はモチモチしていながらも、下ゆでしていない分、山梨のほうとうよりもコシがあり、名前は一緒でも味付けが違うので、別な料理のようです。

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日清製粉の創業家である皇后美智子様のご実家の本家筋でもある、館林市の正田醤油に代表されるように、醤油の生産が盛んな群馬県ですが、おっきりこみの味付けにも土地の特産品をうまく使って、味噌味とは違ったおいしさを楽しませていただきました。野菜やきのこがたっぷり入っているのも、健康的でうれしい限りです。

「新田乃庄」さんの寒山亭の入り口には、お店を訪れたやんごとなき方々や海外の名士の写真などが飾られておりました。東京からはちょっと不便な場所ではありますが、高崎駅の群馬の特産品売り場には、水沢うどんの老舗「大澤屋」とともに大々的にコーナーが設けられているなど、おっきりこみの決定版のお店のひとつだと思います。