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味噌煮込みうどん|愛知県・岡崎

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八丁味噌の故郷を訪ねて

味噌煮込みうどんは、ひつまぶしやきしめん、味噌かつなどと並ぶ、名古屋を代表するご当地グルメ。山梨のほうとうが愛知に伝わり、味付けの甲州味噌が、岡崎の八丁味噌に置き換わったものだといわれています。

「武田信玄の陣中食だったほうとうが、武田家滅亡後に徳川家に召し抱えられた武田家遺臣によって徳川家に伝えられた」(wikipedia)という起源説はおもしろいですが、なぜ、ほうとうという名前まで伝わらなかったのかは、謎でもあります。

というわけで、味噌煮込みうどんを求めて、まずは八丁味噌の里であり、あの徳川家康の生誕地でもある愛知県岡崎市を訪ねてみることにしました。

ただ、おお、歴史ある町へ行くぞ~と期待していたら、駅で売られているおみやげの筆頭がゆるキャラの「オカザえもん」だったのが、意表を突いてガックリでしたけど…(笑)。

さて、八丁味噌は、米麹や麦麹を使わずに、大豆のみから作られる豆味噌の一種。長期熟成でうまみが多く、赤褐色が特徴的で、なめてみるとかなり辛口です。味噌汁をはじめ名古屋の食べ物に赤っぽいイメージがあるのも、すべて八丁味噌を使っているがゆえなのです。

その名の由来は、家康の誕生地である岡崎城から西へ八丁行ったところにある八丁村で作られていたことから。戦国時代には家康の兵食になり、珍重されたそうです。八丁味噌と家康や豊臣秀吉にまつわるエピソードも、多々残されていると聞きます。

現在は「まるや」「カクキュー」の2つのメーカーが八丁味噌協同組合を結成して、八丁味噌の製造を行っています。

どちらのメーカーも昔ながらの味噌蔵が、今も現役で活躍中。2軒の社屋が連なる八丁蔵通りには味噌の匂いがぷーんとただよい、周囲にマンションなどが建ち並ぶ中で、その一角だけが別世界のようです。

今回訪れたのは「まるや」さん。社長の浅井信太郎さんはドイツに留学された経験から、オーガニックへの関心を早くから持たれ有機大豆を使用した有機八丁味噌を発売したり、1968年には早くもアメリカに八丁味噌の輸出を始めて、今や世界25ヶ国以上へ、またユダヤ教のラビからまるや八丁味噌へのコーシャ認定も受けたという、今のクールジャパンの先の先を行くような先見の明ある国際派とうかがっていて、ぜひとも一度、社屋を訪ねてみたかったのでした。

浅井社長は、毎年、真冬のニューヨークに行き、自ら八丁味噌の味噌汁を持ってあちこちのレストランを回り、営業されているという行動派中の行動派。それが、日本食ブームに乗り、厳しいコーシャ認定にも合格して、おかげで海外に広く販売拡路を広げられたのだと思います。今はイスラム教のハラール認定が注目されていますが、日本の商品を海外で売りたいと考えている皆様、アポなし突撃営業をやってのけるこれくらいの根性は必要かもしれませんよ?

あいにく来訪時には、社長はお留守でお会いすることはできませんでしたが、あとで丁寧なメールをいただき、感激。また「まるや」さんでは八丁味噌の蔵を見学させていただき、スタッフの方からいろいろなお話をうかがうことができました。

では、そんな八丁味噌を愛するスタッフがおすすめする、おいしい味噌煮込みうどんのお店は?「味噌煮込みうどんは、味噌の味がうどんにしみていないとだめ。うどんが硬すぎてもだめ」という基準のもと、選んでいただいたのは、地元・岡崎の「みづこし」というお店。ただ、こちらは車がないと不便な場所にあって今回は残念ながら行くことができず、第二案だった名古屋栄にある「まこと家」を訪ねることに。

八丁味噌の本場なのだから、岡崎に味噌煮込みうどんのお店が集中しているのかと思っていたら、実はあまりないというのが意外でしたね。

まこと家はチェーン店で、そういう意味ではありがたみにやや欠けていたのだけれど、うどんに味噌の味がしみていて、うどんがほどよく硬いという条件はクリアしていて、おいしくいただくことができました。