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鴨鍋|滋賀県・長浜

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琵琶湖に飛来する鴨を使った冬の味覚

滋賀県の琵琶湖の北部、かつて豊臣(羽柴)秀吉が初めて一国一城の主となったときに最初の拠点と定め、湖北地方の中心地として栄えた長浜。琵琶湖に浮かぶ竹生島を間近にのぞみ、2011年のNHK大河ドラマ「江」に続き、秀吉の参謀だった黒田官兵衛を描く2014年の「軍師官兵衛」にも登場する、歴史のロマンあふれる町です。現在は、真宗大谷派・大通寺の門前町としても知られています。

長浜駅前にある、秀吉と石田光成の出会いの像。

長浜駅前にある、秀吉と石田光成の出会いの像。

情緒ある大通寺の門前町。

情緒ある大通寺の門前町。

長浜の冬の味覚といえば、湖の豊かな魚や、田んぼの落ち穂を求めて遠くシベリアから飛来する鴨を調理した鴨鍋。毎年11月半ばから琵琶湖の鴨狩猟が解禁となり、翌年3月までのシーズン中、市内のあちこちのお店で鴨すきスタイルの鍋が供されます。今回は、情緒あふれる大通寺の表参道にある、創業120年の老舗「住茂登」さんを訪ねてみました。

長浜の伝統的な鴨鍋は、鴨すき用の生のロース肉のほかに、だしを取るために骨をつぶしたひと口サイズの鴨の肉団子が、ねぎや春菊などの野菜と一緒に鍋に入ったもの。スープは、やや甘い薄味の上品なしょうゆ味です。住茂登さんでは、天然のマガモ(青首ガモ)と、自家農園の無農薬野菜しか使わない、老舗らしい食材へのこだわりはもちろん、お一人様でも食べられる小さな鴨鍋や、お手頃価格の鴨うどんといったメニューを用意するなど、細やかな心遣いがうれしい限りでした。

天然の鴨は、化学薬品を使った餌を食べていないため、鍋で煮ても泡がまったく出ないそうです。鴨と野菜の滋味あふれるだしもさることながら、普段、東京で食べる鴨肉の味と違うのもちょっと驚きでした。そして、締めは残り汁で作る煮込みうどんで、これもまた格別の味!北陸に続く湖北の寒い冬の日でも、おかげで体がホカホカ温まりました。

鴨ロース。

鴨ロース。

鴨鍋のあとは鴨うどん!

鴨鍋のあとは鴨うどん!

住茂登さんでは、鴨鍋以外にも、鮒ずしやうなぎ、近江牛といった他の滋賀の郷土料理も食べられます。ひときわ目を引いたスポンジの「鮒ずしケーキ」をおみやげに買って帰りましたが、意外とクセがなくなかなかナイス。

街中には「軍師官兵衛」ゆかりの地ののぼりが立ち、鴨鍋とともに町おこしの一環をになっている様子。歴史のある町だけに老舗店もちらほらと見受けられるなど、そぞろ歩きが楽しく、もっと暖かくなったら再び訪れて、今度は湖上に出てみたいなぁなどと思いながら、長浜駅を後にしたのでした。

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