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はらこめし|宮城県・亘理

はらこ飯

震災からの復興を目指す「はらこめしの里」へ

仙台の駅弁として名の知られた「はらこめし」は、実は、海に面した同じ宮城県の亘理郡亘理町が発祥の漁師飯。サケの遡上する阿武隈川の河口近くにある亘理町の荒浜が本場の、いわゆる「サケイクラ丼」で、昔、仙台藩の伊達政宗公が亘理で漁師からはらこ飯を献上されて大いに喜んだという逸話が残っています。

荒浜地区には、名物のはらこめしを食べさせてくれる食事処が立ち並んでいました。しかし、東日本大震災で甚大な津波の被害を受けて壊滅状態となってしまったのです。現在は復興作業が行われていますが、地元の方によると「まだまだ時間がかかりそう」とのこと。はらこめしのお店の方の中には、亘理町内や仙台に仮店舗を借り、仮設住宅から通って経営を続けている方もいらっしゃるそうです。

ということで、亘理は東日本大震災の被災地であるのですが、不幸中の幸いにも、JR常磐線の亘理駅は、ぎりぎりのところで津波の被害から免れました。ひとつ先の浜吉田駅はつい最近、やっと復旧したばかりで、現在は仙台~浜吉田間で列車が運行しています。

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ということで、「はらこめしの里」亘理へ。訪れたのは、被災から免れた地域にある「よかろう寿司」さんです。

亘理駅は浜吉田より先の不通区間に住む人々のための代理バスの発着地になっており、電車が到着するたびに大勢の学生さんたちらでにぎわっていました。グレーで消された駅の路線図が生々しいですが、駅は、悠里館という、公共施設にしてはびっくりするほど大きくて立派なお城のような建物が隣接していて、少なくとも駅周辺は被災地という感じがしません。

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しかし、よかろう寿司さんに向かう道すがらに見た空き地や建築中の家、またトラックが激しく往来する国道などから、震災から復興中の町なのだという実感が、じわじわと湧いてきたのでした。

さて、訪れた時期はちょうどはらこめしの旬が始まったころで、「元祖はらこめし満喫スタンプラリー」と、「元祖はらこめし 総選挙 味くらべ」というイベントのキャンペーンが行われていました。はらこめしはまさに、亘理の誇りなのですね。亘理のはらこめしは、ごはんに味がついているのが特徴で、家族経営のよかろう寿司さんではお母さんがごはんを炊き、息子さんが魚をさばく分担作業で作っているとのことでした。ごはんもさけ、いくらもおいしいかったです。1280円也。

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亘理では、秋のはらこめしのほか、春のあさりめしや、冬のほっきめしも名物ですが、土地の方は、やはり中でもはらこめしに特別の愛着があるようです。イベントを開催しながら、町も少しずつ活気を取り戻しているようで、よかろう寿司のお母さんは、全国からボランティアにきてくれた方々にはとても感謝している、とおっしゃっていました。これからは、名物食を通じて、少しでも町の復興を支援できればなぁと思います。

※亘理まで行けない方は、仙台にあるはらこめしの食べられるお店「わたり あら浜」をおすすめします。こちらの店主さんは、震災前に亘理町の荒浜でお店を営んでいた方で、現在は、仙台でお店を営みながら、荒浜でのお店再開を目指しておられるそうです。

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