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ゴリ料理|石川県・金沢

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「ゴリ押し」の語源になった淡水魚の料理

「ゴリ押し女優」などという言葉がマスコミにちらほら飛び交う昨今。芸能事務所が目にかけた女優さんを、世間の評判にかかわらず強引に売り込むという意味で使われているようです。ゴリ押しの意味は、辞書によると「強引に自分の要求などを押し通すこと」。語源は、無理やりゴリゴリ押すからかなぁ、程度に思っていました。ところが、それはどうやら間違いであることを、思いがけずに金沢の地で教えられました(笑)。

ゴリは鮴、つまり、魚の名前だったのです。体長10cm前後の、鬼瓦みたいな顔をした”ブサかわいい”カジカ類の小さな淡水魚で、ゴリ押しはそのゴリを捕獲する漁法のこと。金沢市を流れる犀川・浅野川の上流や、市内北部にある河北潟で川底にへばりつくように生息するゴリを、川底を削るように網を力強く引いて無理やり捕獲するところから転じて、強引に要求を押し通すという意味に使われるようになったのだとか。ああ、かわいそうなゴリ…。

といいつつも、金沢ならではの料理ということでお相伴にあずかってしまったのですが…(笑)。

訪れたお店は、治部煮や加賀野菜の天ぷらを一緒にいただいた、金沢にある加賀料理の老舗「魚半」さん。まずゴリが活造りで出てきました。小さくても年々漁獲高が減っていてけっこう高価ですので、パクパクとたくさん食べる類の料理ではありません。特に、私が金沢に来訪した夏は小さめのゴリしか捕れなかったとのことで、上の写真も小ぶりなゴリとお考えください。

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活造りの身を食べた後は、骨や皮をから揚げにして、一匹そのまま残すことなくいただきます。から揚げしたゴリは、ちょうど水を泳いでいるような姿になります。さすが金沢、なんと風流な…。ツマの大根や大葉もそのまま揚げて一緒に供されました。

ゴリは淡水魚ですのであっさりとしていて、味に強い特徴があるわけではないのですが、あの美食家の北大路魯山人も愛したとか。また、ゴリは死ぬとおいしくなくなるので、調理は活造りが基本です。そのため金沢のどこの郷土料理店でも出しているわけではなく、店探しが必要になりますが、金沢お出かけの際は、この古式ゆかしき風雅な名物料理をぜひ楽しんでみてください。

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