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ごまどうふ|福井県・永平寺町

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禅寺・永平寺御用達の一品

福井県永平寺町は、その名の通り、禅宗の一派で約760年の歴史を誇る曹洞宗の大本山・永平寺のお膝元。禅の里であり、日本における精進料理の中心地でもあります(→永平寺の精進料理やその精神については、実際に永平寺で修業された典座和尚・高梨尚之さんによる典座ネットに詳しいです)。

福井駅からバス、またはえちぜん鉄道+バスでおよそ30分。写真で見る限りでは、冬は雪深い山奥のお寺のように思えたのですが、福井市内からさほど遠くないこともあり、高野山ほどではないにろ、ツアーバスが乗りつけたりと意外と人が多く、観光地化が進んでいたのが驚きでした。

永平寺は一般客が寺社内を見学することができ、宿坊に宿泊することも可能。そしてすばらしいことに、宿泊客には本物の禅寺の精進料理が供されます。しかし、宿泊には事前に申し込みが必要な上(お寺の行事と重なった時は泊まれません)、起床が朝3時で、法話、座禅、読経などのお勤めが必須と、特に冬場などけっこう覚悟が必要なのが難点。たとえ観光地化が進んでも、宿泊するのは一筋縄ではいかず、ハードルが高いのです。

また、永平寺の門前町には「精進料理」という看板を掲げた食堂もちらほらあるのですが、単なるベジタリアン向けの和食で、精神的な意味を含めて本物とはやはり違うというのは、ある観光案内所の方の弁です。お寺で作られたものではないのですから、当たり前といえばその通りですね。

さてでは、宿泊しないで永平寺で供されている精進料理と同じものを食べるには、どうしたらよいのでしょう?ほぼ唯一の方法は、門前町で売られている團助(音が鳴るので注意)の「ごまどうふ」を買うことでしょうか。

明治21年創業の團助は、永平寺御用達のごまどうふを製造するメーカー。最近は永平寺から少し離れた直売店限定で、製造蔵から直送した作りたての「生ごまどうふ」も食べることができるようになりました。これはおすすめ!

ごまどうふは、とうふとはいっても大豆は使わず、葛や練りごまを火にかけて練ったものです。八丁味噌やみりんで作ったたれと一緒にいただきます。白ごまどうふのほかに、黒ごまどうふも売られていました。味はお好みがあると思いますが、どちらもシンプルながらごまの滋味があふれ、ぷるぷるした食感は、何とも食欲をそそります。

簡素こそ一番という禅の境地を、まさに具現化した食べ物ともいえそうです。