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ブリのあつめし|大分県・佐伯

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農水省の郷土料理百選にも選ばれた漁師飯

豊後水道に面した大分県佐伯市は、ブリの特産地。特に市内の米水津(よのうづ)や蒲江はブリの養殖も盛んで、ブランド化しているほどです。界隈の港では、しょうゆベースの甘みのあるタレに漬けた生のブリをはじめ、サバやアジ、鯛を熱いごはんに乗せた郷土料理「あつめし(熱飯)」を食べさせてくれる食堂が少なくありません。

あつめしはもともと、漁師たちがとれたてのブリを船上でさばいて食事としてした、海の男たちのまかない料理。中でも「ブリのあつめし」は、農水省の郷土料理百選に選ばれているほどで、佐伯ならではの名物食です。なお、豊後水道沿岸の猟師町には、「りゅうきゅう」とか「ひゅうがめし」、また対岸の愛媛県の宇和島では鯛を使った「鯛めし」などと呼ばれる、同様の漁師料理が存在します。

さて、そんな本場のブリのあつめしを求めて、JR日豊本線の大分と宮崎の間にある佐伯へ行ってきました。

日豊本線の佐伯駅以南、延岡駅までは山岳が連なり、人家がほとんどなく普通電車の本数も1日往復3本と極端に少ない”秘境”のようなところで驚かされます。大分から佐伯駅までは電車の発着が比較的あって、何とかセーフ。

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米水津や蒲江の港へは車がないとバスで行くしかない(しかも本数も非常に少ない)不便なところなのですが、佐伯港(上写真)は佐伯市の中心地にあり、佐伯駅からも徒歩圏内。港近くの魚市場のほか、周辺にはあつめしを食べさせてくれるお店が点在しており、選択肢もあります。

今回訪れたのは、佐伯港に近い「さいき海の市場まる」さん。厚切りの新鮮なお魚がてんこ盛りのフレッシュなあつめしと、タレがおいしいとおすすめされた米水津産の冷凍品「漁師直伝 やまろのあつめし」を購入し、前者をその場でいただきました。食べる直前にかけるタレや、すりごまの香りが食欲をそそり、とてもぜいたくな気分…。

かつてこの地を治めた佐伯藩は石高こそ2万石と小規模だったものの、豊かな水産物にも恵まれたおかげで藩の財政は石高以上のものがあり、「佐伯の殿様 浦でもつ」などといわれたほどだそうですが、こんな新鮮なおいしい魚が身近でたっぷり手に入るなんて、海の恵みに思わず納得です。

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別府や湯布院といった大分の有名観光地と比べてはいけませんが、城下町でもある佐伯の中心地は、リアス式海岸ののどかで美しい佐伯港をはじめ、明治からの老舗の商店が並ぶ船頭町や、国木田独歩の記念館などの見どころがあり、また、対岸の高知県の宿毛や豊後水道に浮かぶ島々を往来するフェリー乗り場を擁する、海の交通の要所でもあります。まずは駅で配布している海鮮丼のお店を網羅した「ぶんご丼街道マップ」を手に入れて、佐伯の町歩きや豊後水道の海鮮グルメをぜひ満喫してみてください。