青木 ゆり子

日本の郷土料理を訪ねる旅

スズキの奉書焼き|島根県・松江

松江について語ると、必ず登場する人物が、松江藩主だった不昧公こと松平治郷。江戸時代の代表的茶人のひとりとして知られ、文化の薫り高い現在の松江の町の性格を築いた人でもあります。松江では不昧公にまつわる話が多々伝えられていますが、この「スズキの奉書焼き」もそんな"不昧公好み"といわれる料理のひとつです。
日本の郷土料理を訪ねる旅

ぼてぼて茶|島根県・出雲地方

奥出雲のたたら製鉄の職人たちが労働の合間に飲んでいたとも、不昧公の時代に飢饉のときに非常食だったとも、また禅僧が中国から持ち帰ったともいわれる「ぼてぼて茶」は、茶せんで泡立てた番茶の中にごはんや豆などのおかずを入れていただくという衝撃的な(笑)郷土食です。
日本の郷土料理を訪ねる旅

あご野焼き|鳥取県・島根県

あご野焼き(あご=トビウオ+野焼き)は、ちくわを大きくしたような形をした、鳥取西部や島根県の出雲地方沿岸部の郷土食です。
島根県

出雲そば|島根県・出雲地方

出雲そばならではの特徴は、割子(わりご)そばと呼ばれる、段重ねの円形の漆器に入ったスタイルのそば。1段ずつ薬味を乗せて、つゆをのの字に回してかけていただきます。
島根県

ぜんざい|島根県・出雲地方

10月のことを別名で「神無月」などと申しますが、神々の国・出雲(島根県)では、逆に、来年1年のことを話し合うために出雲大社に全国の神々が集結するので、神無月ならぬ「神在月(かみありづき)」といいます。毎年、旧暦の10月(今年は11月上旬~)には、出雲大社で神在祭という神事も。ぜんざいは、この神在祭で振る舞われた神在(じんざい)餅が訛った、出雲発祥の食べ物だといわれています。
日本の郷土料理を訪ねる旅

石狩鍋|北海道・石狩

「漁師料理らしい石狩鍋を体験したいなら、年に1度、9月末に野外で行われるさけづくしのお祭り"石狩さけまつり"の開催時を狙って行くのが一番ですよ」と、地元の観光案内所の方は助言をくださいました。
日本の郷土料理を訪ねる旅

せんべい汁|青森県・南部地方

鶏肉や野菜の入った醤油ベースの汁に小麦粉を原料にした南部せんべいを割り入れて煮込んだ「せんべい汁」は、近年「八戸せんべい汁研究所」というところが中心になって「B-1グランプリ」のゴールドグランプリを獲得、八戸のB級グルメとして全国にも知られるようになった料理。本場の味を覚えようと、いざ八戸へ行ってみることにしました。
青森県

いちご煮|青森県・三陸海岸沿岸

ウニとアワビを使ったぜいたくな潮汁「いちご煮」は、岩手県との境にある青森県階上(はしかみ)町が発祥の名乗りを上げる、三陸海岸沿岸の郷土料理。八戸やその周辺でも、お店のメニューにあったり、缶詰やレトルトになってあちこちで売られています。
日本の郷土料理を訪ねる旅

まめぶ汁|岩手県・久慈

東日本大震災の時に炊き出しとして知れわたるようになり、さらに2013年のNHKの朝の連続ドラマ「あまちゃん」に登場してブレイクした「まめぶ汁」。全国のご当地グルメを競う2013年の「B-1グランプリ」では全国5位に選ばれ、今や、都内をはじめ他県で行われる岩手フェアでも目玉商品になるほど、知名度がアップしました。
日本の郷土料理を訪ねる旅

わんこそば|岩手県・盛岡・花巻

わんこそばは、岩手の花巻、または盛岡がルーツといわれる、小さく盛ったおそばを少しずつて給仕してもらいながらいただく岩手ならではのそば料理。お店では席に着くと給仕さんにルールを説明され、早速おわんが運ばれて来るのですが、すでに大食い競争に突入した気分になります...。
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