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世界一周旅行記(1998年)2 バンコク編

ソンクラン

ミュージカル好きの私は、バンコクに到着すると『王様と私』のオープニングのメロディーが反射的に頭の中に流れるのですが、タイは私にとっていつでも不思議がいっぱいで、何が起こるかわからない期待と不安(?)を抱かせてくれる国です。

で、空港からバンコク市内に入って歩いていて、突然バシャッと降りかかってきたのは、水……。

ソンクラン(水かけ祭り)が前日くらいまで行われていたという情報を聞いていたのですが、実際はまだ終わっていなかったのでした。この時期のタイは無礼講で、普段すましている皇族や、金持ちの外国人にも庶民が水をかけてよいとされているそうです。私も、そんな具合で、軽トラックの荷台からホースで放水しまくっている男の子たちにまんまとやられてしまったのでした。ボーゼンとするあまりヘラヘラしてしまった私を指さして笑いながら、一行は風のごとく通り過ぎていったのでした。クー。

この手の子たちはけっこう過激で、ノンエアコン・バスの開いている窓にも放水してきます。まともに水をかぶってしまった乗客のおじさんは、無言で洋服を拭っていました。このあたり、マーペンライだよなぁ。

マーブンクロン百貨店

今回のバンコクはほとんどトランジットだったので、短い滞在時間を買い物をして過ごすことにしました。そこで陣取った一夜の宿は、サイアム・スクエアの東急百貨店近くにある安宿街の一角。この界隈には連れ込み宿風なあやしげなホテルもありましたが、女の子1人でも安心して泊まれそうで、一番見栄えのよかったWhite Lodgeというところに泊まることにしました。シャワー、トイレ、エアコン付きの部屋が1泊400バーツ。部屋はまあまあきれいでした。この時期のバンコクはおそらく夜でも摂氏35度を越す猛暑なので、何はなくともエアコンです。

この辺りはコンビニがないのが不便ですが、屋台がけっこう出ているのがよいです。そして何よりも、東急とマーブンクロン両百貨店から近いというのが一番のメリット。

東急は日本人にもなじめる店の造りで、違和感なく買い物できるのですが、どうにも不思議だったのがマーブンクロン。かなり広いフロアが5階くらいまであり、上の方はテナントがあまり入っていないのは理解できるとしても、1~3階あたりに洋品店、靴屋、眼鏡屋、美容院、レストラン……がほとんどごっちゃに店を構えているのは、ナゼ?? ディレクトリなんてあるのかなぁ。しかしそれがまたアメージング・タイランドしていて面白いのですね。

ここの中の眼鏡屋で2wkアキュビューを買いました。2箱買ったら、1箱850バーツが780バーツに。最初は4箱でこの値段に負けると
いう話でしたが、ほどなく2箱でもいいわヨ、となったのでした。優しいのかポリシーがないのかよくわかりませんでしたが(^^;)、気持ちよく買い物できたことに変わりはありません。

格安エステ&マッサージ

バンコクに来たら必ず行ってみたくなるのがエステとタイ・マッサージです。これからの長旅にそなえて両方とも行ってみることにしました。

エステは、サイアム・スクエアにある「HANAKO TOKYO」。名前の通り、ハイセンスな国、日本を意識した化粧品会社直営のサロンとのことです。化粧品ってイメージ商品だなぁ。
フェイシャル・コースのベーシック550バーツ、デラックス650バーツ、スペシャル1000バーツの中から70分のデラックスを選びました。夜7時くらいに行ったら、ほとんど待ち時間なしで始めてもらえました。営業時間は9時までです。

店構えに高級感があり、サービスは洗練されていますが、終わってしまえばこんなものかな、という感じ。日本のエステのようにその人の肌に合わせて、なーんて繊細なことはナシでした。マーブンクロンにはここの半額くらいでできるエステがたくさんあり、使っている化粧品も欧米、日本の有名どころのようでした。こっちの方がありがたみがあったりして……。

***

マッサージは店選びを失敗しました。スクンビット通りのマンハッタン・ホテルの中にある店に行ったのですが、ガムをくちゃくちゃかんだ、太ったけばいオネーチャンが出てきて、この時点で「しまった!」と思っても、もう遅い……。案の定、終わった後にチップを100バーツ、当然のごとく要求されました。

「ちょっとあなた、1時間200バーツの料金でチップ100バーツなんて取りすぎじゃじゃない?」というと、「だってマッサージ、気持ちよかったでしょぉぉ」と甘ったるい声の日本語で。これ、日本のオヤジ向けの営業トークじゃない?結局50バーツにまけさせて店を後にしましたが、チップを値切らなくちゃならないとはねぇ……。

タイには、マレーシア・ホテルというあやしげなホテルがありますが、ここのロビーにあるタイ・マッサージ屋はたいへんにまともで、1時間150バーツ、2時間200バーツと良心的な値段の上、10バーツ、20バーツのチップを「ワイ」とともに受け取ってもらえる感動的な店です。またバックパッカーのたまり場として知られるカオサン通りにも、良質のマッサージ屋があります。今度からはここに直行しよっと。

スーパーの価格調査

ひま人とは思いつつ、通りがかりのスーパー・マーケット(スクンビット通りソイ71近くのアジアン・スーパー)で品物の価格を調べてみました。こんな感じでした。

お米(上等の香り米)5kg Bht 148.00
ミネラルウォーター 1.5ml 11.00
缶ビール(シンハゴールド) 26.50
ナンプラー(てんびん印)700ml 36.00
食用油(オレイン酸入り)1l 38.00
ケチャップ(ハインツ)600ml 30.00
缶詰(くだもの類) 43.00
砂糖(グラニュー糖) 13.50

シャンプー(リジョイ)300ml 76.00
せっけん(ラックス)x6 44.00
粉末洗剤 5kg(?) 181.00
ソフラン(花王) 1500ml(?) 70.00
はみがき粉(コルゲート)160g(?) 42.00
ニベヤクリーム 250g 72.00
ウィスパー 20コ入り 54.00
ストッキング x5 134.00

Bht1=Y3.0

タイは日本やアメリカのメーカー品が安く買えるんですね。生活用品買いこもうとは思わないけど。。。

恐怖のボートで空港に

運河を伝ってボートでドンムァン空港の近くまで行けるらしいという話を聞いていたのでトライしてみました。

船着き場は、スクンビット通りのソイ71の近く。ヴェニスのゴンドラのような小舟がいくつも浮かんでいます。のどかな風景を楽しみながら、小舟に揺られてのんびり空港へ……というのは大ウソで、壊れかけたジェットコースターに乗ってしまった恐怖を味わいながら、狂ったようなスピードで空港へ、というのが実のところでした。ハハ(^^;)。

まさに板子三寸といった薄い船底の小舟は、1列に1人しか乗れない上、荷物を置くスペースもままなりません。おまけに少しでも体を横にずらすと、重心がかたむくと船頭から注意されてしまいます。しかも下は、運河とは名ばかりのドブ川…。やられた!でも、もう引き返せないよぅ……。モーターが動き出すと、それこそ恐怖の始まりです。舟はものすごい爆音を立てて静かな運河を突っ走っていきますが、対向船がくると波の抵抗をまともに受けて、ひっくり返らんばかりに揺れるのです。ああ、あたし死ぬかも。しかしよく見ると、水際で子供が泳いでいるではありませんか。よかったぁ、水は浅いんだ……。

そのうち気持ちがすわってくると、だんだん周囲の風景を楽しめるようになってきました。こうなればゴーゴー!って感じです。ジャングルやお寺、運河沿いのバラックの家……。今までバンコクで見たことがない、昔の東南アジアのような、どこかなつかしい風景でした。

ボートの終点は、ドンムァン空港ターミナルの反対側にあるイルチャルン市場。ここまでの所要時間は35分で、料金は50バーツでした。意外と高いと思いましたが、他のタイ人もこの値段を払っていたので、ボラれてはいないかなと思います。週末にはもっと大きな舟が出るようです。

イルチャルン市場は、野菜や魚、肉から洋服、ペット、屋台……と、何でもあるかなり大きな市場。表通りには、タイの田舎町で見かけるソンテウ(乗合トラック)も走っていました。ここは、外国人は皆無。ほとんどタイ語だけの世界です。

ここから空港ターミナルまでタクシーで80バーツ弱(所要時間約15分)。この空港までの行き方は、効率もよくないし安くもないのでどなたにもおすすめできないですが、好奇心とスリル(?)を満たしてくれることは約束できそうです。

ノーイ・ゲストハウス

さて、いよいよバンコクをあとにするときがきました。次の目的地コペンハーゲン行き)の搭乗時間までかなり時間があまってしまったので、ドンムァン空港の前のアマリ・エアポート・ホテルの裏手にあると聞いていたゲストハウスに見学に行ってみました。

ノーイさんという人が経営しているこのゲストハウスは、運河沿いにある、おせじにもきれいとはいいがたいところでした。6部屋あり、入口から一番手前の窓のある部屋が一番よいようでした。水シャワー、トイレ(タイ式)は共同。いちおう清潔でしたが、私自身が泊まるとなると気合いが必要かなという気も。1泊200バーツ。近所にゲストハウスがないので相場がわかりませんが、ロケーションからして妥当な価格なのでしょうか。アマリ・ホテルの宿泊代のおよそ30分の1の価格ではあります。

それはともかく、ノーイさんは気のいい人のように見えました。ひまだったのかもしれませんが、搭乗までの3時間ほど、ビールやらおつまみやら牛乳やらいろいろごちそうになった上、シャワーとタオルまで提供してくださいました。宿には宿泊客と撮った写真がたくさんありました。彼はもとムエタイのボクサーだそうで(片目が少し不自由そうなのはそのため?)、9年前にこのゲストハウスを始めたそうです。

しかし商売っ気はあまりないかも。ゲストハウスはちょっとわかりづらいところにあって、私のいる間だけでも空港から道順を聞く電話はけっこうかかってくるのに、だれもたどりつきませんでした(^^;)。「大通りに道しるべの看板を立てた方がいいんじゃないですか?」といっても、別に実践する気もなさそう(といっても、人を選ぶという話も聞いたことがあります。少なくとも女の子のには優しいでしょう)。

実はノーイさん、何年か前にビールの王冠のくじで車を当てて( 証拠写真が宿にあり)それを売り払ったそうで、見かけによらず、実はけっこうお金持ちだったりするのかもしれません。

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