カブサ|サウジアラビア料理

サウジアラビアの国民食

アラビア半島の大半を占め、石油など豊富な天然資源で潤うサウジアラビア王国。現在は、2030年のリヤド万博に向け急速な社会改革が行われており、海外からの観光客を受け入れるなど大きく変わろうとしています。

肉を乗せた炊き込みごはんの「カブサ(カブセ)」は、そんなサウジで国民食ともいわれるほどポピュラーな料理です。


サウジアラビアで販売されている同国製カブサのミックススパイス。カブサは多種類のスパイスを使うが、これがあると便利!

現地に行ったときは、毎晩のようにカブサか、類似してもっと手の込んだ炊き込みごはんのマンディを食べていました。あちらでは婚礼など祝いの席には必ず登場します(そんなときはラクダ肉を使った特別なカブサが振舞われることも)。人数が集まったら、大皿で豪快に作ってみてください。

カブサ Kabsa レシピ

【材料】

4人分

鶏肉 500g 手羽元など骨付き肉がよい。羊肉でも。
長粒米(バスマティ米) 1カップ半 軽く洗って水気を切っておく。
玉ねぎ  半個 みじん切り
にんにく 1かけ みじん切り
しょうが 1かけ すりおろす
トマト 200g 缶詰のカットトマトでよい(白いカブサを作る時は少量にするか、入れなくてもよい)
ヨーグルト 大さじ5
シナモンスティック  1本 4cmくらい
カルダモン 2粒 なければ粉状のもの。
クミンシード 小さじ1/2 種状のもの
ナツメグ粉 ひとつまみ
ターメリック ひとつまみ
オールスパイス  ひとつまみ 粉状のもの
黒こしょう 小さじ1/2
植物油 適量
スライスアーモンド 適量 フライパンで軽く炒っておく。
レーズン 小さじ1/2
塩 大さじ1
温水 2カップ

【作り方】

1.鍋に植物油を入れ、玉ねぎが透き通るまで炒める。
2.1スパイス類を加えて3分炒め、香り立たせる。
3.2に鶏肉を加えて、肉が茶色く色づくまで中火で炒める。
4.3にトマト、にんにく、しょうが、ヨーグルト、温水をを加え、さらに塩、こしょうで味を調えてから弱火で45分ほど煮込む。
5.4から鶏肉だけ取り出す。そのままソースに米を加えて、ふたをし、15分ほど炊く。
6.5を蒸らしてよく混ぜ、お皿に盛る。上に取り出した鶏肉を乗せ、スライスアーモンドとレーズンを飾る。
・バスマティ米は、熟成されて香りのいいパキスタンまたはインド産がおすすめです。
・現地では「ルーミ」と呼ばれる乾燥レモンを丸ごと入れることが多いです。独特な酸味が出るので、もし手に入れば加えてください。

カブサの作り方手順(現地動画)

できれば大皿でどーんと作って、大勢で食べたい料理だということがわかります。

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