インダス・カレー(レバーのターメリック煮)
インド・カレーの先祖ともいえる素朴な古代カレー【材料】 4人前
たまねぎ 小1個
にんにく 1かけ
ターメリック 20g
レバー 300g
バター 適量
塩 適量
黒こしょう 適量
小麦粉 適量
生クリーム(飾り用) 少々
【作り方】
1. レバーを水につけて2時間ほど血抜きをし、牛乳につけて臭みを取る。ひと口大に切って水気を取り、塩、こしょう、小麦粉をまぶして、フライパンで油とバターできつね色になるまで両面を焼く。
2. 別のフライパンにたまねぎのみじん切り、にんにくをバターでよく炒め、ターメリックをからめる。
3. 鍋を用意し、レバーの油を切って入れ、2とひたひたの水を加えて弱火で水気がなくなるまで約2時間、コトコト煮る。
4. お皿に盛って、飾り用の生クリームをかけて出来上がり。
●メモ:
とうがらし(チリ)の原産地はマヤ・アステカ、インカ文明が栄えた中南米の高地。15世紀にコロンブスの新大陸発見の際にヨーロッパにもたらされ、世界中に広がりました。今日のインド・カレーにとうがらしは欠かせませんが、15世紀以前のインド・パキスタン文明、またインダス文明の時代には、とうがらし抜きのカレーのような食べ物が存在しました。スパイスはターメリックと黒こしょうだけ。素朴な古代カレーに歴史への思いをはせてみませんか。