多彩なブラジルの国民食
日本の15倍という広大な国土と、アマゾン川流域など豊かな自然を誇るブラジル。近年は、サッカーのワールドカップの開催を控えるなど、発展めまぐるしい新興国のひとつとして注目を集めています。
ブラジルの料理は、旧宗主国ポルトガルをはじめ、ドイツなど他のヨーロッパ、中国や日本、中東、西アフリカ、そして南米の原住民などの文化を汲んでミックスされた、実に多彩なもの。そんな中で、ブラジルの国民食ともいわれるほどポピュラーなのが、フェジョアーダ(フェイジョアーダ)です。
もともとは奴隷船で西アフリカから連れてこられた黒人たちが、主人の残した屑肉や部位、内臓を黒豆とに煮込んで食べていた料理ですが、今では洗練されてあらゆるブラジルの人々に愛されています。