チャドの料理
チャド共和国 Republic of Tchad | アフリカ →この国の料理のレシピ・リンク集|世界料理マップについて
主食の雑穀をさまざまに調理
サハラ砂漠とサバンナにおおわれたアフリカの中央部にある内陸国チャド。イスラム教徒と非イスラム教徒を含む200以上の部族が暮らし、1910年から1960年までフランスの植民地時代を経験した国です↓クリックすると詳細な グーグルマップが見られます。 |
チャド |
チャドの主食はミレットと呼ばれる雑穀。これをそのままの形で調理したり、お団子にしたり、パンケーキにして油で揚げたり、ペーストに加工したりして、付け合せのオクラや肉などが入ったソースと一緒に食してきました。また、ミレットの料理は北部ではAiysh、南部ではBiyaと呼ばれ、それぞれ若干、調理法が違うようです。
ミレットのほかにはモロコシ、そして肉では羊やチキン、牛肉、それに首都ンジャメナをはじめ南部では、イスラム教徒が暮らしているにもかかわらず豚肉も食べられています。南部の主な料理には、ピーナスソースを使った野菜料理のダラバなどがあります。
また、チャド湖やチャド湖に注ぐ川の流域では、ナイルパーチやうなぎ、ティラピア、鯉といった魚が食用にされるようです。果物はグアバやバナナ、マンゴー、なつめやしの実などがポピュラーです。
■参考文献
著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki
e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、全日本司厨士協会会員 調理師。主な著書:図鑑NEOまどあけずかん「せかいのりょうり」監修(小学館 2021)、「世界の郷土料理事典」(誠文堂新光社 2020)。
e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、全日本司厨士協会会員 調理師。主な著書:図鑑NEOまどあけずかん「せかいのりょうり」監修(小学館 2021)、「世界の郷土料理事典」(誠文堂新光社 2020)。
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2001年7月に、人類最古の祖先の頭蓋"サヘラントロプス"(トゥーマイ)が、フランスの古人類調査隊によって、チャド北部のジュラブ砂漠で発見されました。
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