マヤ料理&移民料理のミックス
オリンピックの開会式入場順に、毎週、国旗と郷土料理からその国の魅力を知っていく「木曜は国旗弁当の日!」、今週は中米にある旧イギリス領の国「ベリーズ」の国旗弁当です。
ベリーズの旧名はイギリス領ホンジュラス。1981年にイギリスから独立し、現在は美しいサンゴ礁に恵まれたリゾート地として知られています。
料理の方は、お隣のメキシコや他の中米諸国と同様、ブリトーやタコスなどマヤ文明時代から受け継がれたとうもろこしの粉を使った料理がある一方で、インドやアフリカなど、他のイギリス領だった国々から労働者としてやってきた人々の料理がミックスされています。スペイン語圏の多い中南米の中では、同じくイギリス領だったガイアナやオランダ領だったスリナムなどと並んで異色な感じです。
いもや魚をゆで合わせた「ボイルアップ」
そんな中でも、さまざまな種類のいもや、青バナナ、魚、たまごなどを一緒にゆでて、ココナッツオイル、たまねぎ入りのトマトソースをかけた「ボイルアップ」は、ベリーズならではの料理のひとつ。名前からして英語ですし(笑)、シンプルの極みもといえる一品です。
お弁当でも、このボイルアップをおかずに使ってみました。ベリーズ人の方いわく、ボイルアップには高価な食材を使ったお金持ち版と、質素な庶民版の2種類があるそうですが、お好きな方を試してみてくださいね。
そして、マヤ土着のとうもろこしの粉を使ったトルティーヤチップスも。なおベリーズの国旗が複雑で、お弁当ではエンブレムをちょっとはしょっていますがお許しください(笑)。