ハワイと共通した料理も
オリンピックの開会式入場順に、毎週、国旗と郷土料理からその国の魅力を知っていく「木曜は国旗弁当の日」!、今週は南太平洋にあるアメリカの自治領「アメリカ領サモア」です。ロンドン・オリンピックでは独立地域として出場しました。
サモア諸島は、1899年にドイツ帝国とアメリカ合衆国東西に分割したことから、サモア独立国(元西サモア)と、東サモアと呼ばれるアメリカ領サモアに分かれていますが、もともとの文化は一緒。アメリカ領になった東サモアは、同じく米国の領土になったハワイなどと交流があるため、現在は料理が幾分ハワイと似ていたり、アメリカナイズされているようです。
サモア人はコンビーフが大好物
そんなわけで、一時アメリカ領だった沖縄でポークランチョンミートの缶詰「スパム」が定着したように、米領サモアには、輸入品のコンビーフの缶詰が入ってきて、今ではサモア人の大好物になったという経緯があるとか。ですので、お弁当にもコンビーフをちゃんと使わせていただきました(笑)。
また、ハワイの名物魚で、米領サモアに伝わったマヒマヒのフライをおかずに加えてみました。マヒマヒは日本の家庭では手に入りにくいですから、白身魚で代用してみてください。
他には、パイナップルやケチャップ、クラッカーを使った、トロピカルな食材の中にアメリカ文化が見え隠れする「ポリネシアン・ミートローフ」も、アメリカ領サモアらしい料理。以下にレシピのリンクを掲載しておきますので、興味があればこちらもお弁当の具に加えてみてくださいね。